かばんねこ店主ブログ
コドモト

なんとなく、テーブルを用意したから

2歳のときに、子どものあそび専用のテーブルを用意したことが、きっかけでした。

「自分専用の場所」で、やってみたいことを、存分にとりくんでいる!
(長い時間遊んでるなあ…)

目線の先には壁があるだけだから、きょうだいの行動やテレビなど集中を途切れさせるものは見えない。
(壁ってすごい!)

子どもの遊びの道具もそうだけど、遊びの環境も、工夫して整えられるんじゃない?
そう実感しました。

そして、子どもが遊び込む姿と育っていく姿に、ものすごくわくしました。

みなさんにもぜひ、出会ってほしい^^
24日の講座、ぜひぜひお子さんと、いらしてください!

https://kabanneko.com/news/kouzamonotohito/

 

おもちゃは、触りたくならなくっちゃ!

このいもむしくん、すきです。
赤ちゃんが手を伸ばして触ろうとする姿も、すきです^^

 

やっぱりおもちゃは、触りたくならなくっちゃ!
いい色や、すてきなかたちで。

そして触ってみたら、楽しくなくっちゃ!
いい音がしたり、動きがおもしろかったり、
気持ちいい手触りだったり。

 

自分から手を伸ばしてモノに関わって遊ぶことが、
赤ちゃんが自分で自分を育てていく、
大切な「日常」のことだから^^

 

その遊びの道具「モノ」。
親子講座では、楽しくて、育つことが楽しみになっちゃう、いいことをお伝えします^^

1年に1回の講座です。
1年のあいだに、子どもはずいぶん育ちますね。
その1年のあいだ、遊びながら育つ子どものために、大人ができることがたくさんあるのです。
ぜひ、ぜひ、横尾せんせいに出会ってみて!

https://kabanneko.com/news/kouzamonotohito/

 

かばんねこのクリスマス

かばんねこのクリスマス、始まっています^^

クリスマスの雑貨たちは飾るのに時間がかかるのだけど、丁寧に作られた子たちはどれも美しくかわいらしく、箱から出すたびにうれしくなります。

かばんねこのクリスマスツリーは、葉の色が緑のグラデーションになっていて、まるで本物の木のよう。

ツリーのオーナメントも、新しい子たちが来てくれていますよ!

繊細なもの、可愛いもの、どれもすてき。どれとどれを、組み合わせましょうか^^

 

12月からは土日営業ですが、サンタさんの相談をゆっくりお受けできないときもあります。

なので、11月のうちに、ぜひぜひ下見に遊びにおいでくださいね。
早いうちでしたら、カタログをご覧になってのお取り寄せも十分に可能です。

 

またアナログゲームをお考えなら、ぜひぜひ店内が広いうちに試しにおいでください^^;
あ、
17日(土)は、まだ告知してないけど10時からゲーム会するよー!

かばんねこのクリスマスツリー
まだクリスマスがわからない赤ちゃんのいるおうちも、 ツリーを飾るのを卒業してしまった大きい子のおうちも、 こんな飾りが、クリスマスのワクワクを家族に届けてくれます。

あそびは「楽しい」だけじゃない

クリスマスツリー!

子どもの遊びは、ただ「楽しい」からやってるんじゃありません。

 

自分でできる「楽しい」
こうしてみたいな、を自由にできる「楽しい」
どうしてこうなるのかな、を考える「楽しい」
不思議や驚きに出会った「楽しい」
こうしてみたらどうなるかな、の試行錯誤ができる「楽しい」
うまくいったりいかなかったりするけど、その過程が「楽しい」
でも最後にはできた!満足!の「楽しい」
いろいろ…!

 

ただテレビを見ているときのような受動的な、受け身の「楽しい」ではありません。
「子どもらしく」大きな声で笑ってはいないけど、
「子どもらしく」からだは大きく動いてはいないけれど、
自分の手を使って、あたまを使って、自分から能動的に取り組むあそびには、
子どもの目の輝きや集中して取り組む姿に、あふれるくらいの「楽しい!」を感じます。

 

その豊かな、子どもが大きく育つ「あそび」の世界。
知るほどに、子どものために大人ができることが、楽しくてたまらなくなります。
大好きなお子さんと一緒に、「あそび」を感じて学んでみませんか^^?

 

https://kabanneko.com/news/kouzamonotohito/

 

自由遊びの日に

自由遊びの日、ハロウィンにぴったり!
ねずみの紐通しのなかに、おばけを見つけましたよ^^

いつも遊びに来てくれる女の子、
じっくりじっくり、じぶんのやりたいように
おもちゃに向かう後ろ姿が、いつも頼もしいです。

積み木をぜーんぶ同じ水色にしてくれたのも、
「きっちり」がブーム中の、あの子かな。

こんな遊びのあとをみつけると、
子どもの「できた」「まんぞく」を感じて、とてもうれしいです^^

 

どの子もどの子も、
いろんな、たくさんのおもちゃがあるなかで、
やりたいことが存分にできる、
ぴったりのおもちゃに出会えるといいです。

 

できることもやってみたいこともどんどん変わっていく育ちのなか、
おとなが子どもの姿をよく見ていれば、
「今」にぴったりの良いあそびの道具や、
大人が何を手伝い、何を見守るだけでいいのか、
だんだん、わかるようになります。

 

「どのおもちゃがほしいの」って、子どもに聞きません。
大人が、子どもの姿をみて、用意するのです。

明日は、自由遊びの日

明日は、かばんねこで自由遊びの日です^^

この日を楽しみにしてくれるのは、
子どもたちだけじゃなくお母さんもなんだって。

でもほんとうは、自由遊びの日だけじゃなくて、
いつだって、
「お買い物しなきゃ」なんて、思わなくていいんですよ。

「新しいのが入ったかな、この子にいいおもちゃがあるかな」
「あのおもちゃでそろそろ遊べるかな、試してみたいな」
「おでかけついでに寄っていこう」

そんな感じで、いつでもいらっしゃい^^
自由遊びの日はただ、
「買い物しなきゃ」のハードルを下げるために作っただけなんですよ!

 

おんぶだっこひもと、手をつかうこと

かわいい「おんぶだっこひも」が、たくさん入りましたよー^^!

かばんねこのおんぶだっこひもは、昔ながらのひもタイプ。
だから、赤ちゃんと自分の体がぴったりくっついて、しっかり「おんぶしてる感」「だっこしてる感」があります。

 

ご飯をつくったり、かがんだり立ったり、いろんな家事をしても赤ちゃんやひもがズレにくいから、ままごと遊びも充実します。

そして大事なことは「手を使う」こと!
ひもを輪っかに通したり、お腹の前でしっかり結んだり、じぶんの感覚と手を存分に使うことができます。

 

「じぶんでできる」「うまくできるようになった」それを、子どもが自分でしっかり感じることができる。

あそびの道具は「どんなものを用意するのか」で、いろんな喜びや豊かさがうまれてきます^^

 

ひかりと遊ぶ

サンキャッチャー

サンキャチャーに、紙をあてて遊ぶ^^

 

今日は太陽の光がうれしかったですね!
かばんねこのサンキャッチャーも、きれいな虹をたくさん産んでくれました。

 

紙を近づけたり遠ざけたり、
湾曲させてみたり反らせてみたり…。

 

ひかりが、虹が、踊る!踊る!!

 

サンキャッチャーはこんなふうに、ただ眺めるだけでなく自分からどんどん関わって、自由にひかりと遊ぶことができます。

 

自然の不思議と、美しさと、あそぼうー^^

 

今日はお休み。と、4年目記念のイベント

今日21日(日)お休みをいただいています。
お天気ですね!どうぞ良い日をお過ごしください^^

 

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11/24(土)かばんねこほぼ4年めのイベントします。
東京から、あそびのせんせいを呼んじゃうよ!

 

子どもがここちよくあそび暮らすおうちの整えかた、
子どもとどんなふうに遊び、育ちの手伝いができるのか、
そんなお話と体験、してみましょう^^

 

予定をあけておいてくれると、うれしいです!

 

ファミリーサポートセンター講師をして

明日20日(土)営業します^^
いつもと違って、21日(日)がお休みになります。

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昨日は伊勢崎ファミリーサポートセンターの研修講師をさせていただきました。

・子どもの遊びと育ちのお話
・トランスパレントペーパーで窓飾り製作
・アナログゲーム体験
と、もりだくさん^^!

色の組み合わせや、基本の折り方をちょっと変えるだけで、見た目の印象がぜんぜん違う作品になります。
難しい折りかたに挑戦!
光にかざすと、とってもきれいです。 同じかたちを8個折って、重ねて貼るだけで、ステンドグラスのような仕上がりに^^ 小さな子も、自分で美しい作品が作れるのはとってもうれしいことです。
はじめはおとなしい「おとな」も…
大成功のミラクルに、大興奮^^!

神経衰弱だけど、対決ではなくて、みんなで協力するゲーム。
だから、ちょっと苦手だなあと思う子も、楽しく参加できます^^
そんなアナログゲームが、たくさんありますよ。

ゲームが進むうちに、自然に役割分担や、作戦ができてくる^^

相談したり、助言しあったり、応援したり、失敗をフォローしたり。
みんなでがっかりしたり、成功にわっともりあがったり…。

楽しさのなかに、たくさんのコミュニケーションがいっぱいです。
子どもたちにも、たくさん体験してほしいですね^^

ファミリーサポートセンターの会員さんは、身近な親や祖父母とは違うおとなだからこそ、その子をみつめるまなざしやことば、対応など、子どもにむけて届けられるものも違います。

この講座が、会員さんが子どもたちとすてきな関係を築くときの、よいヒントになってくれたらうれしいです。

 

シュタイナー教育との差に

かばんねこでシュタイナー教育・フォルメン
シュタイナー教育「フォルメン」体験、報告の続きです^^

 

このまっすぐの線を描くまでに、たくさんの、たくさんの準備がありました。
「世界は、直線と曲線でできている」
まずはそのことを自分で発見し、そのあと自分のからだで実際に体験しました。
 
具体的には、おうちのなかの直線を見つけること。
テーブルの縁、窓、ドア、絵本の縁、積み木、いろいろ。
そして、曲線も見つけました。
テーブルの角、おもちゃのタイヤ、電球、コップの縁、いろいろ。
 
そのあとには、直線の上を歩く。曲線の上を歩く。
自分のからだで実際に、直線と曲線を、じっくり感じました。
 
テーブルに戻ったら今度は、自分の指で、空中に直線を描きました。
空中ですし、はじめはふらふらと定まらなかった線も、なんども空に描くうちに、
見えないけれど太く、しっかりとした線を描いているのがわかります(ふしぎ!)。
そのあとは同じように曲線も、空中に描きました。
やはり何度も描くうちに、「いいな」とおもう曲線になっていきます(ふしぎ!)。
 
そうしたあとに、さあ、やっと画用紙がやってきました。
でも、まだまだ^^
 
画用紙の上に、指で、直線を描いてみるのです。
まんなかの、自分のいいと思うところから、下に向かってまっすぐ指を下ろす。
なんども。なんども。
何度も描くうちに、やっぱり自分の描く直線がしっかりした自分のものになっていく感覚がありました。

 

そして、ここでついに!!
「よし、いいなと思ったら、うすいレモン色のクレヨンで、描いてみてね」

自分の気持が整ったタイミングで、クレヨンを持つのです。
でもいざ直線を描いてみると、なんだか思ったのとちがう線に。うーん…
 
「一度めでなんかちがうな、ここ直したいなと思ったら、2度め、3度めって、自分のいいと思うように直していってみてごらん。」
自分がいいなと思うところまで、なんどもなんども、やり直せる…!

 

そうして、これでよしと思えたら、
今度は自分の好きな色で、はっきりとした線を描いていく。
今度もやはり何度でも、自分の納得のいく線ができるまでやりなおしていい。
 
そんなふうにして、「じぶんの」直線ができあがりました。
じっくり時間をかけて、ひとつずつ納得しながら描きあげた、「わたしの」直線。
なんだか、じーんと、うれしい。

同じように、つぎは曲線を描いてきました。
やはり満足のいった、「わたしの」曲線ができあがりました。

かばんねこでシュタイナー教育・フォルメン
「わたしの」直線と、曲線。
かばんねこでシュタイナー教育・フォルメン
線を描く前に、指で線を意識しながら何度も描く。そのうちに「よし、描こう」と思えるときがやってきました。
かばんねこでシュタイナー教育・フォルメン
自分の線ができあがるまでは、何度も、何度でも線を重ねてやりなおしていい。
かばんねこでシュタイナー教育・フォルメン
自分の直線と曲線が描きあがったら、好みの色で、思うように色をつけました。うれしい。

これが、シュタイナー教育・1年生の最初の「フォルメン」の授業なのだそうです。
直線と曲線をだけを、からだで存分に体験して、描く。
「これからたくさんの直線と曲線を使っていろんなかたちを描いていこうね!」という導入のために、直線と曲線、それだけにじっくりじっくり、1時間をかけるのです。

 

そこに込められた想いや願いの豊かさに、圧倒されました。
そして日本のほとんどの学校の、絵の時間の扱いの軽さを憎みました。
描き方も画材の扱い方もなにも教えず、ただ「これを描く」というゴールだけ与えられて、放り出される。
そして、うまいへたで分けられる。
描く楽しさや、喜びをどこに見出せるというのでしょう。

 

わたしたちは、そんなふうに「指導」される前は、絵を描くのがすきだったはずです。
自由に、思うように描いて、自分で満足して、誰かにも見せて、ニコニコしていた。
いつから、どうして苦手に、嫌いになってしまうひとが周りにはこんなにたくさんなのか…。
それを思うと、とても悔しいし、残念でなりません。

 

だから、今回のフォルメンに出会えたことは、とてもうれしかったです。
やりなおしていいよ。途中で軌道修正しながら何度でも描き直して、自分の満足のいくところまでやりきってごらん。
そんなふうに、「いくらでもやりなおしができるし、何度でもやりなおしていいんだよ」という経験を、何度もさせてもらったから。

 

シュタイナー教育では、こういうことを、いろんな場面で何度も繰り返し体験させてくれるのでしょう。
そのたくさんの経験は、子どもが自分を信じる力を強くし、人生をつくる力を応援してくれるものです。
わたしたち親が、子どもに育てたいとおもっているもの。

 

こんな教育があるということに、出会ってみませんか。
これからもかばんねこでは、りえ先生に来てもらっていろんな教室を開いていきたいと思っています。

かばんねこでシュタイナー教育・フォルメン
子どもも一緒に。並んで描く^^
かばんねこでシュタイナー教育・フォルメン
『たとえば子どもに「猫を描いて!」って言われたらどうしたらいいんですか?保育園で、形を教えるなと言われたんです』というかばんねこの質問に応えて。

 

次の教室では、ブロッククレヨンを使って、
・子どもと一緒に描く方法
・かたちを描くことについて(キャラクターや動物など)
・絵が苦手と感じている大人のかたへ
・ブロッククレヨンを買ってみたけどうまくつかえていない
そんな声に応える会にしようと思っています。

もちろん、シュタイナー教育という背景は、存分に^^
またお知らせしますので、ぜひぜひ!

 

シュタイナー教室、始まりの儀式がすき

かばんねこでシュタイナー教育 フォルメン

今日は「シュタイナー教育のお話&フォルメン体験」でした。
始まりはいつものシュタイナーの会と同じ。
ろうそくの灯りをともして、小さなベルの音とともに静かに始まります。

 

このはじまりの儀式のとき、いつもふしぎな気持ちになります。
ろうそくの揺れる灯り、りえ先生のゆっくりとした動作、ベルの高く澄んだ音とともに、
自然と誰もが動きを止めて、体と一緒に心も、しんと静かになってしまうよう。

 

集団で何かを始めるときに、こういう儀式があるというのはとてもいいなと思います。
先生の大きな声や笛での号令でなく、みんなが声を張りあげて挨拶するのでもなく、
自然に目や体や気持ちが何かに注目して、場が整うとともにみんなの気持ちの準備も整う、そんな感じ。

 

みんなの準備が整ったら、ひとりずつ、先生と握手をしてあいさつをします。
体も顔も互いにしっかり向かい合って、名前を呼び合って、握手であいさつ。
あなたはここにいてもいい、あなたはあなたのままでいい、そんなふうに毎回しっかり「じぶん」だけを見て、認められる。

 

小さなことだけれども、こういうことが日々繰り返されることがとても大事なことなのだろうなと感じます。
わたしたちは、誰かに認めてもらってはじめて、自分の価値を信じられるから。
そして認められる体験を何度もするからこそ、「自分ていいんだな」っていう自分への信頼…自信がもてるから。

 

わたしは毎日こんなふうに、子どもの顔をしっかり見る瞬間があるだろうか?
たがいにまっすぐに向き合い声をかけあい、触れ合う瞬間があるだろうか?
そんな反省も、ちらっとよぎります^^

 

そのあとは
みんなで詩の暗唱、そして歌を歌って、
(この詩や歌のまた美しいこと!そういうものがあたりまえに与えられる教育なのだなと改めて感動する)
ちょっとした緊張というか高揚感と、しずかな落ち着いた気持ちで、さあ、はじめましょう。

 

だけど始まる前のことだけでこんなに書いちゃったので、
フォルメンそのもののことは、また明日書きます!