
見て、触って、聞いて、
嗅いで、味わって…、
子どもたちは遊びを通じて
身の回りの世界を感じ、
知りながら大きくなります。
小さいころから思い切り遊び込むことを受容されてきた子は、遊びを通じてたくさんの「もの」や「ひと」と触れ合い、たくさんの経験の知を自分の身体と心に蓄えています。
経験の知恵は、自分の体と自分の心に、
大きな信頼をおくことにつながります。
自らを信じること、「自信」です。
自分を信じることができる子は、
自分の身体や心を愛し、
そして大事にすることができます。
自分を愛することができる子は、
他者を愛し、大事にすることができます。
そして、他者を想う気持ちは、
社会の役に立とうとする気持ちを育みます。

他者を想い、社会の役に立とうとする気持ちを
自然に持つことができた子は、
あたりまえですが、周りの人たちに愛されます。
そうして人々とつながり、
お互いに大事にし、大事にされて、
豊かな人生をつくることができるのでしょう。
私たち親は、子どもたちに
「豊かな」人生を送ってほしいと望みます。
それは、
子どもたちが人とのつながりを得て
互いに信頼し、助け合いながら、
今もこれからも
日々を笑顔で過ごしていけること、
そういう豊かさをイメージしているのではないかなとよく思います。

だから、かばんねこは、ひとりの親として、
子どもたちが
「子ども時代を子どもとして」生きることを
いちばんに考えます。
遊びを通じてたくさんのことを感じ学ぶこと、
遊びを通じて他者とつながることが、
子どもたちの身体を育て、こころを育てるからです。
みなさんと同じ、ひとりの親として。
子どもたちがいい顔で過ごせる毎日を願っています。