3分・4分・5分の砂時計。
眺めているだけの時間が、とてもよいです。
測る時間が違うのに、なんで砂の量がおんなじくらいなんだろうね?
それも考えてみると面白い^^
子どもたちにはいま、時間がたくさんだけど、
それを頑張って埋めようとしなくても大丈夫。
ぼんやりとする時間、
雲や木々の動く様子や水の流れなど、なにかに見入ってあたまが空白になる時間、
そんなときに、わたしたちのあたまは
いろんな感情をととのえたり情報を整理したり、じぶんにとってとても大事なことをしてくれます。
気持ちも落ち着くし、みんなに持ってほしい、とてもいい時間です。
高校生の兄ちゃんには、部活に行く電車のなかででもぼんやりせよと命じていますが、まあいろいろ忙しいご様子。
この砂時計、贈ってみますか。
ひとりもくもくあそびに
かばんねこの椿やツツジも、雪を乗せて大変そうです。
中学生が小さいときは一生懸命払ってあげていましたが、今日はどうかな^^
ああでもないこうでもないと周りの車を前後させて、アイス屋さんの車を渋滞から出してあげるゲーム、ラッシュアワー。
かばんねこも好き!
1番はもちろんかんたんかんたん。
2番3番…とスイスイのスイ。
でも40番に向かってだんだん、難しくなっていきますよ。
そのうちに聞こえていた鼻歌は止まり、
目は真剣度を増し、
姿勢はぐいぐいまえのめり、
うなりごえが聞こえてくるでしょう。
だから、できたときの嬉しさは、格別。
どんどんもっと難しいのに挑戦したくなる^^
まだまだ続くながいお休みにも。
おすすめします。
おうちを飾る
子どもたちの健康と育ちを願うお品にしては、かわいすぎやしないか。
かばんねこで、金太の後ろ姿をご覧になってください。
赤い腹掛けだからね、おしりがね、出てるんです。
おうちに連れて帰りたいことうけあい。
かわいいものや好きなものを見て、ふっと頬といっしょに気が緩む一瞬は、とてもいいですね。
おうちに、そんな場所があるといい。
たとえば雑貨や花、お気に入りのもの…、
好きなお茶カップでも、ハンカチの柄でも、子どもの絵でも。
かばんねこなら、好きな本やおもちゃかな。
ちょっと気持ちが疲れちゃうこの春。
しまい込んでないで、飾ってみるといいですよ。
ふと心がうごくものが、目にはいるように。
たとえばほら、金太のおしりとか。
すきなアナログゲーム
あそびを待って
東京おもちゃ美術館 good us での連載が続いています。
子どもってほんと、たいへんだねえ…
でもいつでもすぐに大人を許してくれてる。
ありがたい。
子どもにはまじめに謝れ!っていうくせに、
自分が子どもに謝るときはごめんごめんって軽く済ませるとか、あったなあー
かばんねこは、定休日。
日曜日から開けます^^
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【連載】わくわく遊んで大きくなるために おもちゃ屋さんの「あそび相談室」
相談6:「なかなか遊びをやめません!」
2020.02.14
もう帰る時間なのに遊びをやめない子どもたち。どうしたらいいの?おもちゃ屋さんのあそび相談室、第7回目。
ちょうどいい遊びの道具に出会う
アナログゲームは簡単で、面白いのからどうぞ
ながい春休みに、音楽とあそぶ
オルゴールの楽譜。
自分でパチンパチン、穴をあけて作っています。
縦軸がドレミファソラシドの順番で、横軸が音の長さ。
どんなふうに穴をあけていったらいいか、パズルみたいで面白い。
すきな曲をうつしてもいいし、
楽譜なんてわかんない!なら、適当にパチパチ穴を開けてもいい。
「たかはしみき」とか「ありがとう」とか、開けた穴で文字をつくってもいいよ。
自分の名前は、どんなメロディーになるかな?
どんな曲が聞こえてくるか、偶然の楽しみがあります^^
そうやってできあがった楽譜を、はじめてオルゴールに通してみたときの音!
とってもうれしくて、何度もくりかえしてしまいます。
中学生や高校生のみなさんにもおすすめ。
上の写真、楽しくパッチンしているのはかばんねこの中学生です。
このあと、伴奏も入れていました。
オルガニートといいます。
木箱は楽譜たちを入れるだけのものじゃなくて、音をきれいに響かせてくれるだいじな「音響箱」。
音響箱のすきなところに、オルガニートをドライバーで据え付けてくださいね。
ハッピーバースデイの穴あき楽譜つきで、すぐに試せます。
あとは、まっさらな楽譜3枚とパッチン穴開けがついています。
とってもいい音を届けてくれますよ。
全国発送しています!
かばんねこドイツおもちゃの旅3幼稚園 ものづくりのへや
絵を描いたり、工作をしたり、
ものづくりのおへやを見学しました。
ここには、クラスごとではなく、
「今日、ここでなにかを作ることを選んだ」子が来ます。
写真の右にある
ひとつのテーブルに、6つのイス。
これが、席のぜんぶです。
担当の先生のもとで、少ない人数で、
しずかに、何にもじゃまされずに、
子どもたちは「じぶんの選んだこと」に、取り組むのですね。
窓をのぞく3方の壁には、画材やものづくりの道具がいっぱい!
こちらは画材かな
工作の素材に…
ビーズやおはじき、シールにいろいろテープ、
木の実、貝殻…。
ほんといろいろ。
工具もたくさん!
ペンチやのこぎり、 いろんな素材や大きさのとんかち、
水平器やいろいろ定規、
コテなんかも
ネジやくぎなど細かな道具もたくさん!
やりたいこと、いいアイディア、道具たちを駆使して、とことんできそう。
万力まである!
道具たちはすべて種類ごとに分けられ、整理されています。
だから何がどこにあるか、とてもわかりやすい。
そして取り出しやすく片付けやすいようにでしょうね、余裕をもって置かれています。
そしてすべてに、名前と、そのモノの絵を描いて表示してありますよ。
すべては、子どもたちが使いやすいように、わかりやすいように。
なにがどこにあるのか、
そしてその道具はどんなかたちなのか。
なんという名前なのか。
そして実際に使うことで、
どう使うのか、
そしてどんなふうに役に立つのかを知り、
「つかう」ことと同時に「危険」や「安全な使い方」を学んでゆくのです。
危ないから、幼いからと安易に道具から遠ざけるのではなく、
その道具の良さ、どんなふうに役にたってくれるのか、
それを伝えることのほうに重きを置く。
だけど
危ないことになり得るからこそ、きちんと使い方を教えるのです。
担当の先生のもとで、絵を描く。
いっせいにはじめて、いっせいに終わったりしません。
あなたのペースですすめ、あなたが終わりと思ったときが終わり。
テーマは朝の会で言っていましたね。
冬のスポーツ、冬のあそびです^^
ドイツの小さなおもちゃたち
かばんねこドイツおもちゃの旅2
ドイツの公立幼稚園見学
園に入ってすぐ、前方にお部屋が見えたときの感情は忘れられません。
なじみの遊びの道具たちが、こういうふうに置きたいと、こんな環境を整えられたらと夢描いていた姿で並んでいました。
これが、あたりまえなんだね。
これが、公立の幼稚園で、ふつうの環境なんだね。
ありがたくて、羨ましくて、憧れて、涙が出ました。
いいところだって、ひとめでわかった。
子どもたちの姿でも、よくわかった。
園を見学させてもらったあとで、改めて実感したのだけれど。
園に入ってすぐの玄関ホールに飾られたものたち。
スキーにスケート…、そう、冬のスポーツの道具です。
今は冬なんだから、あっても不自然じゃないだろうけど、園の子どもたちが使うような置き方じゃないですね。
それに、使うというより見てみて!って飾られてる感じ。
さてさて、これは何でしょう?
そしてこちらも。
すぐ近くのボードには、たくさんの冬のスポーツの写真たち。
これは、園が1年を通して取り組むテーマを表現するものたちです。
そのテーマは「スポーツ」!
今は冬だから、スキーやスケートの道具とか写真が飾られているんですね。
リアルな道具と、実際の競技の写真。
すっごく具体的に、目でみてよく伝わります。
それに、毎日見ているうちに、親近感がわくね。
興味もでてくるかも!
そんなふうに、子どもたちのために。
活動のテーマについて丁寧に環境が整えられていることを感じました。
朝の会が始まるよー!と、見せてもらうことに。
10畳ほどの玄関ホールにみんなが集まって座ります。
先生がやってきて、
どんな会かなあ…こんなすてきな園だもの、きっとすてきなんだろうなあ…
と勝手なふんわりイメージでわくわくしていると、
それを裏切る、いきなり今どき風アップテンポミュージック。
ええ…いきなりこんな?がちゃがちゃした音楽?なんで??
ほおに浮かぶほほえみも微妙になってしまうではないか。
子どもたちや先生たちは慣れたもの、曲にあわせて歌って、ここぞというタイミングで体を前後や左右に動かします。
聴いてるうちに、わかった!
ボブスレーの歌です。
右に、左に、体を傾けて、…スピード!
楽しくなってきたぞ…
歌は何番まであるの、くりかえしいっぱいで覚えちゃうじゃない、
もう一緒に体も動かしちゃってるし、楽しいぞ…!
でもなるほど、
これも「スポーツ」にあわせて用意されたものなんだ。
歌が終われば一転、園長先生のおはなし。
今日は日本からお客さまがきていますよ。
コンニチハー
コンニチハー
こちらをニコニコチラチラ見ながら、子どもたちが挨拶してくれました。
その後は
お当番さんが先生と一緒に、みんなの前のイスに。
日付や曜日を言ったりするのは日本とおんなじかな。
先生が差し出す袋のなかの玉を引いたら、お名前が書いてありますよ。
なにかの係を決めているみたい。
今日はだーあれ?
引いた名前の玉はもとの袋には戻さず、もうひとつの袋に仕舞いました。
順番に当てていかなくても、みんなが必ず担当するためのしかけ。
これも楽しい。
玉に名前があった子が前に出て、手話で朝のあいさつ。
先生もサポートします。
そしてみんなも一緒にやってみるんだね。
でも、やってる子もいたりいなかったり、
先生も「みんなやろうねー」とも言わない。
環境として、やりますよ。見せますよ。
でも、やるかどうかは、あなたが決めていいの。
そんな意識なのかなあと想像しました。
ふと見上げると、みんなの前の壁には手話の表。
学ぶ助けになるものも、ちゃんとわかりやすく用意されています。
そのあとはみんなが描いた絵の紹介。
ここにもちゃんと、「スポーツ」のテーマ。
そして、なぞの洗濯バサミ登場。
先生がなにかを言って、子どもたちがばらばらと手をあげます。
手をあげた子に、洗濯ばさみが配られる。
このやりとりが数回。
このすてきなしくみについてはあとで。
そうして、朝の会はおしまいになりました。
はじめにみんなで歌って、体をちょっと動かして「動」
それがあるからこその、その後の会のおちついた「静」。
子どもたちが無理なく気持ちを切り替えられるように、子どもにあわせた工夫がされているのかなと感じました。
ところで朝の会が終わった後、
「みんなーお部屋帰るよー」とか、ないのね。
思えば先生たちは、一度も大きい声を出していません。
あとでふと思い出して、またじわじわと感動したのでした。
会のあと、
園長先生が、朝の会のいろいろを説明してくれました。
手話について。
手話は園独自の取り組みだそう。
ドイツには移民も多くなり、いろんな国からやってきた子がいます。
だから手話は、
耳に障害のある子だけでなく、園に入りたてなどでドイツ語がわからない外国の子のためなど、コミュニケーションをとるひとつのやり方として取り入れられているようです。
「だけど、手話を知ることはその先の人生ためにもいいでしょう?」
その言葉に、きゅーんとやられました。
毎日やり続けることで、無理なく身につけることができる。
今の子どもたちのために、そしてその先も人生が続く子どもたちのために。
だからでしょうね、
手話の表や「スポーツ」を表す手話のいろいろが、ホールの見えやすいところちょこちょこと掲示されていました。
ありがたい、ありがたい。
右が園長先生。
下のイスが、さっきのお当番さんのイス。
メダルや聖火に縁取られた青と白の冬の絵には、いろんなスポーツのシール。
プロジェクトのテーマ「スポーツ」を表すものたちですね。
そして
いちばん下の黄色い紙は、一週間の予定とお当番の表です。
写真の一番上、標語のようなもの。
これは朝の会をするみんなの前にいつも見える、今年のテーマ。
準備完了
スポーツ、ゲームと遊び
誰もが何かを学ぶ。
グーグルさんの翻訳ですが、雰囲気はわかった!
その下は、
今までに子どもたちが出会ったスポーツたち、かな。
メダルや聖火に縁取られた風景の絵には、いろんなスポーツのシール。
プロジェクトのテーマ「スポーツ」を表すものたちがいっぱいでした。
雪山や陸地、海などの水や氷がいっしょくたになっていて、楽しい!
またその下は、
一週間の予定とお当番の表。
子どもたちは3歳さんから6歳さんまで、縦割りで3つのグループになっています。
いもむし、カメレオン、ビーバー、それぞれのお部屋があります。
グループの名前はみんなで決めたんだって^^
金曜日には、1週間のふりかえり。
ふりかえり…
きちんと思い返して、味わい直して、
その子なりに、じぶんのことにするんですね。
月曜日は、おもちゃの日。
おうちから好きなおもちゃを持ってきていい日。
なんと、すてきな…!
ところで、みんなが集まった玄関ホール。
上着掛けの棚の上にも、冬の風景。
そしてここにもスポーツと冬のあそびがたくさん!
そして、みんなが去ってひろびろとした玄関ホールにて。
必要以上に明るくしない環境が落ち着きます。
自然光がたくさんでした。
朝に昼に、空の様子や光の変化を感じらるんですね。
すてきだな。
……
ということで、
次は、図工室かな!
なんか、幼稚園だけでブログが5日くらいになっちゃいそう…。
日本に帰ってくるまでに何回続くの、そしてわたしの記憶は大丈夫…?
あ、日曜日から、やっと。
ドイツで仕入れてきた小さなかわいいものたちを販売します!
見にきてね^^