かばんねこドイツおもちゃの旅2

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ドイツの公立幼稚園見学

園に入ってすぐ、前方にお部屋が見えたときの感情は忘れられません。
なじみの遊びの道具たちが、こういうふうに置きたいと、こんな環境を整えられたらと夢描いていた姿で並んでいました。

これが、あたりまえなんだね。
これが、公立の幼稚園で、ふつうの環境なんだね。

ありがたくて、羨ましくて、憧れて、涙が出ました。
いいところだって、ひとめでわかった。

子どもたちの姿でも、よくわかった。
園を見学させてもらったあとで、改めて実感したのだけれど。
 

園に入ってすぐの玄関ホールに飾られたものたち。
スキーにスケート…、そう、冬のスポーツの道具です。

今は冬なんだから、あっても不自然じゃないだろうけど、園の子どもたちが使うような置き方じゃないですね。

それに、使うというより見てみて!って飾られてる感じ。
さてさて、これは何でしょう?
 

そしてこちらも。
すぐ近くのボードには、たくさんの冬のスポーツの写真たち。

これは、園が1年を通して取り組むテーマを表現するものたちです。
そのテーマは「スポーツ」!
今は冬だから、スキーやスケートの道具とか写真が飾られているんですね。

リアルな道具と、実際の競技の写真。
すっごく具体的に、目でみてよく伝わります。
それに、毎日見ているうちに、親近感がわくね。
興味もでてくるかも!

そんなふうに、子どもたちのために。
活動のテーマについて丁寧に環境が整えられていることを感じました。
 

朝の会が始まるよー!と、見せてもらうことに。
10畳ほどの玄関ホールにみんなが集まって座ります。

先生がやってきて、
どんな会かなあ…こんなすてきな園だもの、きっとすてきなんだろうなあ…
と勝手なふんわりイメージでわくわくしていると、
それを裏切る、いきなり今どき風アップテンポミュージック。

ええ…いきなりこんな?がちゃがちゃした音楽?なんで??
ほおに浮かぶほほえみも微妙になってしまうではないか。
 

子どもたちや先生たちは慣れたもの、曲にあわせて歌って、ここぞというタイミングで体を前後や左右に動かします。
聴いてるうちに、わかった!
ボブスレーの歌です。
 
右に、左に、体を傾けて、…スピード!
楽しくなってきたぞ…
歌は何番まであるの、くりかえしいっぱいで覚えちゃうじゃない、
もう一緒に体も動かしちゃってるし、楽しいぞ…!

でもなるほど、
これも「スポーツ」にあわせて用意されたものなんだ。
  

歌が終われば一転、園長先生のおはなし。
今日は日本からお客さまがきていますよ。
コンニチハー
コンニチハー
こちらをニコニコチラチラ見ながら、子どもたちが挨拶してくれました。

その後は
お当番さんが先生と一緒に、みんなの前のイスに。
日付や曜日を言ったりするのは日本とおんなじかな。
 

先生が差し出す袋のなかの玉を引いたら、お名前が書いてありますよ。
なにかの係を決めているみたい。
今日はだーあれ?
 
引いた名前の玉はもとの袋には戻さず、もうひとつの袋に仕舞いました。
順番に当てていかなくても、みんなが必ず担当するためのしかけ。
これも楽しい。
 

玉に名前があった子が前に出て、手話で朝のあいさつ。
先生もサポートします。
そしてみんなも一緒にやってみるんだね。

でも、やってる子もいたりいなかったり、
先生も「みんなやろうねー」とも言わない。

環境として、やりますよ。見せますよ。
でも、やるかどうかは、あなたが決めていいの。

そんな意識なのかなあと想像しました。
 

ふと見上げると、みんなの前の壁には手話の表。
学ぶ助けになるものも、ちゃんとわかりやすく用意されています。
 

そのあとはみんなが描いた絵の紹介。
ここにもちゃんと、「スポーツ」のテーマ。

そして、なぞの洗濯バサミ登場。
先生がなにかを言って、子どもたちがばらばらと手をあげます。
手をあげた子に、洗濯ばさみが配られる。
このやりとりが数回。
このすてきなしくみについてはあとで。
  

そうして、朝の会はおしまいになりました。
 
はじめにみんなで歌って、体をちょっと動かして「動」
それがあるからこその、その後の会のおちついた「静」。
 
子どもたちが無理なく気持ちを切り替えられるように、子どもにあわせた工夫がされているのかなと感じました。

ところで朝の会が終わった後、
「みんなーお部屋帰るよー」とか、ないのね。
思えば先生たちは、一度も大きい声を出していません。
あとでふと思い出して、またじわじわと感動したのでした。
 

会のあと、
園長先生が、朝の会のいろいろを説明してくれました。

手話について。
手話は園独自の取り組みだそう。
ドイツには移民も多くなり、いろんな国からやってきた子がいます。

だから手話は、
耳に障害のある子だけでなく、園に入りたてなどでドイツ語がわからない外国の子のためなど、コミュニケーションをとるひとつのやり方として取り入れられているようです。
 
「だけど、手話を知ることはその先の人生ためにもいいでしょう?」
その言葉に、きゅーんとやられました。

毎日やり続けることで、無理なく身につけることができる。
今の子どもたちのために、そしてその先も人生が続く子どもたちのために。

だからでしょうね、
手話の表や「スポーツ」を表す手話のいろいろが、ホールの見えやすいところちょこちょこと掲示されていました。
ありがたい、ありがたい。
 

右が園長先生。
下のイスが、さっきのお当番さんのイス。
 
メダルや聖火に縁取られた青と白の冬の絵には、いろんなスポーツのシール。
プロジェクトのテーマ「スポーツ」を表すものたちですね。

そして
いちばん下の黄色い紙は、一週間の予定とお当番の表です。
 

写真の一番上、標語のようなもの。
これは朝の会をするみんなの前にいつも見える、今年のテーマ。

準備完了
スポーツ、ゲームと遊び
誰もが何かを学ぶ。


グーグルさんの翻訳ですが、雰囲気はわかった!
 

その下は、
今までに子どもたちが出会ったスポーツたち、かな。

メダルや聖火に縁取られた風景の絵には、いろんなスポーツのシール。
プロジェクトのテーマ「スポーツ」を表すものたちがいっぱいでした。
雪山や陸地、海などの水や氷がいっしょくたになっていて、楽しい!
 

またその下は、
一週間の予定とお当番の表。

子どもたちは3歳さんから6歳さんまで、縦割りで3つのグループになっています。
いもむし、カメレオン、ビーバー、それぞれのお部屋があります。
グループの名前はみんなで決めたんだって^^

金曜日には、1週間のふりかえり。
ふりかえり…
きちんと思い返して、味わい直して、
その子なりに、じぶんのことにするんですね。
  

月曜日は、おもちゃの日。
おうちから好きなおもちゃを持ってきていい日。
なんと、すてきな…!
   

ところで、みんなが集まった玄関ホール。
上着掛けの棚の上にも、冬の風景。
そしてここにもスポーツと冬のあそびがたくさん!
 

そして、みんなが去ってひろびろとした玄関ホールにて。
必要以上に明るくしない環境が落ち着きます。
自然光がたくさんでした。
朝に昼に、空の様子や光の変化を感じらるんですね。
すてきだな。
 
……
ということで、
次は、図工室かな!
 
なんか、幼稚園だけでブログが5日くらいになっちゃいそう…。
日本に帰ってくるまでに何回続くの、そしてわたしの記憶は大丈夫…?

あ、日曜日から、やっと。
ドイツで仕入れてきた小さなかわいいものたちを販売します!
見にきてね^^

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