水遊びの楽しいおもちゃ、アクアプレイも入っています。
プールに入るほどじゃないけど暑い日がちょこちょこ、庭や玄関先で水遊びができるおもちゃは重宝しますね。
手前のハンドルを回すと、水の流れが生まれます。
速く回すと速く、ゆっくりだと水の流れはゆっくりに。
反対に回すと流れも逆に。
ポンプを使っていろんなことを試すのも楽しい。
水に力を加えて流れを作ること、それを使ってものを動かすこと、水の高低差を利用してものを移動すること…、
そんないろいろを、自分の手と感覚とあたまで面白く実感することができます。
小さい子なら小さい子なりに、大きい子なら大きい子なりに、遊びのなかで体験を通じて気づく、わかる面白さがあるおもちゃです。
ただ「ああしてみよう」「こうしてみよう」とわくわくと遊んで、だけどリアルな体験からもたらされる気づきの面白さを、子どもたちに贈ることができます。
夏に向けて、おすすめ!
重いを知る。
「重さの概念が分かるおもちゃがほしいんです」
お客さまから、そんなリクエストがありました。
子どもに「重いのどっち?」と聞く機会があって、
見た目の大きい方を選んでしまうと。
うん、そうだよね。
自分の経験から、ちゃんと予想しています。いいぞ!
でも少ーし、経験が足りなかったかな。
重さを知るのにちょうどいいおもちゃを用意するなら、やっぱり「天秤ばかり」がいいなとおもいます。
重たいほうが、ぐっと下がる。
軽いほうが、ぐぐぐと上がる。
例えば、
ゴムボールと木の玉。
ホウロウのお皿とプラスチックのお皿。
あれ?あれ?
変だな、木の玉のほうが小さいのに。
変だな、プラスチックのお皿のほうが大きいのに。
見た目が大きくても重いものがある。
見た目が小さくても軽いものがある。
天秤ばかりを使うことで、その違いを子どもたちが自分の「体の感覚」だけではなく、実際に「目で確かめる」ことができます。
「天秤ばかりの動き」という目の前にある事実によって、自分の感覚の確かさを知ることができます。
でも、
おもちゃを用意しなくても、「重さ」とか「大きさ」が分かりやすく違うおもちゃや生活道具で、いろいろ試してみてもいい。
それをそれぞれを中身が見えない袋とかに入れて、「重いのどっち?」って遊んでみてもいい。
ただし、最初は「分かりやすくピーンと分かる」ことが、すっごく大事ですよ。
分かればもちろん嬉しいし、楽しくてもっと知りたくなるからね!
ところで、
話は戻ってお客さまのご相談のこと。
「あ、この子はそういう重さの経験がまだ無かったんだね」ということともに、かばんねこ自身はどうやってその感覚を獲得したんだろうと子ども時代を振り返ると…。
うん、やっぱりシーソーだな!
公園で、家族や友達と、自分の体で体験できました。実験していました。
父とシーソーするときは、どんなにうんうん頑張っても、自分の上がりきったシーソーはぜんぜん動かなかった。
でも、父に前のほうに座ってもらうと、ギッコンバッタンできた。
妹と乗るときは、わたしが前の方に座るようになった。
(でもやっぱり重さの違いがあって、妹のおしりがぴょんと飛んで痛がったから、加減した。 これも体験しないとわからないね。)
友だちとは、2人ずつとかで自然に分かれた。
年齢が違う子と遊ぶときは、重さが均等になるようにした。
釣り合わなければ、重り(子ども)を足し引きするか、座る場所を前後に移動した。
ひとりでシーソーの端から対の端まで歩いて渡る遊びもした。真ん中でバランスをとるのが楽しかった…。
そう思いかえすと、
自分の体で体験すること、いろいろやってみること、知ることが、なんと身になることかとしみじみ思います。
自分の体の感覚を総動員して、子どもたちは身の回りの世界を知っていきます。
ぜひ、いろんなものに触れて、体験して、たくさん感じてほしい。
わくわくと、「これはどうしてだろう?」「やってみよう!」「こうしたらどうなるかな!」って、いろんな実験をしてみてほしいです。
遊びながら、体験しながら、子どもたちは「知る」。
そして自分が体験して「分かった」ことは、かならず身につきます。
大人にとってはあたりまえすぎることばかりかもしれないけれど、子どもたちの姿をよく見て、必要に気づけるようにしていきたいですね。
(ああ、そうおもうとやっぱり、「危ないかどうか」ということだけで遊びの道具を大人が勝手に判断すること、やはり残念すぎます)
今の子どもたちは、体験が少ないと言われます。
子どもだけでわあわあと遊んで試行錯誤して、失敗したりうまくいったりする時間もチャンスも少ないかもしれません。
だから、身近な大人がちょっとカバーする必要があります。
かばんねこも、お手伝いできたらうれしいです。
おもちゃ屋ががんばることだとも思いますし、ご相談くださいね!
きょうだいで遊べるおもちゃがほしい
「きょうだいで、一緒に遊べるおもちゃが欲しいんですけど…」
かばんねこではそんなリクエストもよくいただきます。
東京おもちゃ美術館 good us 寄稿の記事。
おうち時間がたくさんな今、おもちゃを新しく用意する機会もあるかとおもいます。
お役にたてたらいいな。
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【連載】わくわく遊んで大きくなるために
おもちゃ屋さんの「あそび相談室」
相談8『きょうだいで遊べるおもちゃ』が欲しいです!」
「きょうだいで遊べるおもちゃ」を探すコツは、年齢に応じた遊び方ができるか考えること。あそび相談室、第9回目です。
手作りマスクが入りました
ガーゼの手作りマスクが入りました。
前橋のシュタイナー教室「にじ工房」、りえ先生のものです。
一般的なMサイズ、Lサイズの大きさ。
(価格 M 800 L 1,000円)
肌当たりが良くて、気持ちがいいですよ。
かばんねこではその他に、
手指にも使える安全なアルコール消毒が少し入りました。
ただ、ただ今は来店を予約制にしています。
必要な方は、お電話やメッセージのうえおいでくださいませ。
来店予約について
春のひかりのもとで遊んでほしいおもちゃ。
小さい子のために、パーツが大きいものもあります。
さて、
かばんねこへのご来店は予約制となっています。
お電話やメッセージにて「◯時に行きまーす」ってお声がけくださいね。
小さな店ですし、日頃から混み合うところではありません。
でも、お客さまどうしが重なるときもありますし、その不安な要素をなくすことにしました。
当日でしたら、お電話のほうがすぐに確実に対応できます。
かばんねこは怖いひとではない…はずですから、大丈夫。
0277-46-6644よ、電話してくださいね。
もちろん予約せずにおいでになっても、誰もいなければぜひぜひお入りください。
そしてもし「先客があった!」だったら、ドアを開けてお声がけくださいね。
レンタルスペースで待っててくださってもいいし、日や時間を改めてでも。
かばんねこ自身と家族の健康への配慮はもちろん、店へのウイルス対策はよく考えていたします。
おもちゃを選ばれるときのご相談にはできるだけお応えしたいし、小さい店だからこそできることだとも感じています。
買わなきゃ…!とか、思わないで。
良いおもちゃに出会えたら、ぜひぜひお子さんに贈ってあげてください。
連絡いただく手間をかけさせてしまいますが、必要なかたは、どうぞお声がけくださいね。
やりかたを見せる
ながいおうち時間、どんなふうに過ごしていますか。
かばんねこ家の子どもは、もう中学生と高校生。
大きいひとたちなので、いつもの家の仕事をひとつ増やして、
あとは、かわりばんこにお昼ごはんを作ってもらっています。
らく!!
それはまあ置いといて。
お家にいる時間が長いと、ひとつのことにかけられる時間も長くなります。
小さい子が家事を目にする機会も、お手伝いをしてもらう機会も多くなるかなとおもいます。
ぜひぜひ、やってもらってください。
時間がないときは、もちろん自分でやっちゃったほうが早いし楽だけど、まあ時間と気持ちに余裕があったらぜひ。
子どもは「やり方」「動き方」を学びたがっています。
たとえば、ごはんの台拭き。
「テーブルを拭いてちょうだい」って、大人がすでにしっかり洗って絞ったふきんを子どもに渡していませんか。
拭いたよーって子どもから台ふきんを素直に受け取って、自動的に大人が洗って片付ちゃっていませんか。
拭いてるところ、見ていますか。
見てないで、拭かれたテーブルだけを見て「ここまだ汚れてるよ」とか言ったり思ったりしていませんか。
子どもは、やりかたをゆっくり、きちんと見せてやれば、そのとおりに「できたい」と願って、やろうとします。
でも、大人なら当然のことも、やりかたが分からなかったり拙いから、失敗したりうまくできなかったりする。
でもいつでも、じぶんのちからで、より良く「できたい」と願っています。
「じぶんで!!!!」って言いますし。
子どものその願いに、応えたいですよね。
台拭きなら、
どんなふうに台ふきんを洗うのか。
どんなふうに絞るのか、どうしたらしっかり絞れるのか。
どんなふうにテーブルを拭いたら、テーブルに落ちた食べ物のかけらを落とさずに、きれいに拭けるのか。
拭いたあとは、台ふきんをどう片付けるのか。
ひとつひとつ、見せてやることが大事です。
ゆっくり、短い言葉で説明を添えながら、きちんとやって「見せる」こと。
それがとても大事。
もちろん失敗します。
うまくできません。
でも、だんだんに、ちゃんと、じょうずになりますよ。
そしてもちろんこっちには忍耐が必要です。
時間がかかります、イライラします、怒りたくなります。
でも、そうやって大人や年長者に教えてもらった体験は、誰にもあるはず。
そしてそうしてもらえることは、とてもありがたいことと、今ならわかる。
かばんねこも、今度はわたしが子どもに伝える番なんだなあと、
ちょっとがんばってきました。
もちろん、時間と気持ちに余裕があるときね。
だって、にんげんだもの。
かばんねこはこんなふうに続けます
なかなか大変な日々が続いていますが、お元気でいらっしゃいますか。
今まで以上にフル回転でがんばっている毎日でしょうが、そんななかでも大人のかたこそ、日々楽しいことやホッとすることに出会えていますように願います。
子どもたちは環境にすごく影響されますし、大好きなひとの気持ちにも敏感ですからね。
ああ、おとなは責任重大ですね、がんばりたいですね。
さて
かばんねこは、子どもと家族のみなさんが、楽しい遊びとコミュニケーションの道具と出会うための場所です。
だから、おうち遊びの役にたてるよう、できるだけ店を続けたいと思っています。
店では来店をご予約いただき、お客さまどうしが重ならないようにしています。かばんねこ自身の手洗いと換気に配慮し、お客さまが触れるところのアルコール消毒を続けています。
またお客さまにはお店にみえたときとお帰りになるときに、手洗いやアルコール消毒をお願いいたします。
サンプルはタイミングをみて拭いていますが、心配でしたら大人のかただけのご来店をおすすめいたします。
(日ごろから子どものすぐ近くで見守り暮らす家族は、どんなものがぴったりか、ちゃんと選べるものですよ)
「おうちにいましょう。」確かにそうです。
みんなの健康といのちは、なによりも大事です。
でも「◯◯しなければいけない」ことが心と体に負担をかけることも確か。
大人だってストレスを感じているのに、子どもならなおさらですね。
だからぜひ、子どもたちが好きなことややってみたいこと…「あそび」。
その遊びをおうちで豊かにするために、「おもちゃ」という遊びの道具の力を借りてほしいなと思います。
大人こそ、助けられますよ。
時間や「相手しなければ」という負担とかももちろんそうだけれど、
遊びこむ姿に、あかるい喜びを感じられることがあります。
写真はくまのシャボン玉。
フタになっている帽子をくるくると回して外したら、くまのお腹を両手でぎゅっと握ってみてくださいね。
じゃん!と、くまの中から「ふー」のための輪っかが、ぷかっと浮かんで現れます。
片手に持った吹口をふーふーすることに夢中で、シャボン液を持っているもうひとつの手がお留守になっちゃう(こぼしちゃう)小さな子どもたちにぴったり。
シャボン玉は、おうちでのお外あそびに活躍してくれますね。
お出かけはできないけれど、お庭で、玄関先で、ちょっとゆっくり。
近くのお家や沿道の木々のみどりや、遠くの山の新緑も目にはいるといいな。
もこもこ、生まれたてのうす緑。
とってもきれいです。
気持ちもちょっと、あかるくいい感じに、もこもこに。
みんなで互いに元気でいられるように気を配りつつ、どうぞ、よい毎日を!
ひとりで遊んでほしい
学校が始まったと思ったら、あっというまにまたお休みに。
先生も子どもも家族もいろいろに振り回されてもうたいへん。
ひとの手には及ばないことが原因だから仕方がないけれど、いろんなしわ寄せが弱いところや最終的な現場に押し寄せて、責任をもって情報を集めたり考えたり決めたりしない偉い人が憎かったりもします。
とまあ文句はさておき。
子どもとのおうち時間、たくさんですね。
子どもとのうれしいこと楽しいことに出会える反面、
自分のペースで進めていたいろいろが、時間がかかったり滞ったりします。
だからできれば、子どもにひとりで遊んでいてほしいなあと思う。
ぜんぜん悪いことじゃないです。
イライラしたり、ひとりで遊んでほしいと思うの、当然です。
でも、それを自分のせいや子どもや社会のせいにしていても、なにも変わらないし苦しいだけなので…。
だから、うまくいかないことを「あってはならないこと」「悪いこと」だと思わないでほしいです。
そりゃ子どもと一緒にいたらすすまないって。
まあこうなるよね、しかたないね。
そんなふうに、ちゃんと「自分」のことも許してほしいなと思います。
そして、
すべて自分でなんとかしなくては解決しなければと思わないで、どこかで手を抜いたりさぼったり助けを求めたりすることも、自分に許してほしいなと思います。
で、今日は何を伝えたかったのかというと、
「ひとりであそんでほしい」のこと。
東京おもちゃ美術館 good us で連載しています、かばんねこの記事。
お役にたてるといいな。
かばんねこも実践して、いいなとおもったやり方です。
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【連載】わくわく遊んで大きくなるために おもちゃ屋さんの「あそび相談室」相談7:
「『ひとりで遊べるおもちゃ』、ありませんか?」
「ひとり遊び」の準備として大切なのは「一緒にたっぷり遊ぶこと」?
おもちゃ屋さんのあそび相談室、第8回目です。
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子どもの日常のために
都会では暮らしの制約が大きくなるいっぽう、
かばんねこの住む桐生では小中学校が再開されました。
かばんねこの中学生も、マスクをして元気に学校に行きました。
いろんな情報や横やり?に翻弄されるなか、子どもたちを迎えるために心を砕いてくださる先生方にはほんとうに頭が下がります。
手洗いをして、よいご飯を食べて、しっかり寝て、機嫌よく、やらねばのこともやりたいこともやり、よく笑う。
家族で決めたわけではないけれど、そうあれるようにしています。
かばんねことしては、
店主は自身の健康に配慮し、手洗いと換気をよくします。
みなさんが触れる場所の拭き掃除をしています。
サンプルはありますが、お客さまが帰られたタイミングなどに安全なアルコールで拭きます。
お出かけも大変ななか、おうち遊びを豊かにするおもちゃたちを案内する店です。
子どもの変わりない日常に切り離せない「遊び」を大事にするための場所です。
だからできるだけ、店内の環境に心をくばりつつ、営業を続けます。
混むとこじゃないしね。
大人たちの不安を、子どもは敏感に感じ取ります。
大人たちのイライラは、家族の弱いところに向かったりします。
おもちゃをぜひ、子どものために、家族のために、役立ててください。
かばんねこも、お手伝いいたします。
どうぞ、お声がけくださいね。
とちゅうでやめても
三角と四角とひし形であそぶモザイク。
ぴしーっと、揃えたね!
三角のかたち、四角のかたち、ひし形のかたち、
それぞれの形の特徴がわかったから、できたね。
かたちを遊ぶなかで、手を動かして、目でじっくり見て、「かたち」を自分のものにしたんだ。
お勉強のように受け身じゃない、わくわくしながら自分がやりたくてやって、分かること。できること。
すごくいい学びのかたちです。
写真のように、「作ってみよう」の見本紙もあります。
実際にパーツを見本紙の上に置けるように、実物大の大きさになっています。
だから「かたちを並べてつくる」はじめのはじめが、「同じ形を置くだけ」。
取り組みやすい。
ああ、途中でおしまい!を発見。
左はしの三角たち、三角の置き方があべこべになって、うまく形をあわせて並べられなくて、困っちゃったかな。
でもきっと、次のとき、またあるいは次のとき。
きっとうまくできますよ。
きっときれいな三角の列ができる。
手を動かしてやってみればこそ、
ちょっとした偶然に「あっ!」っていう気づきが訪れるときが、必ずあるから。
3歳とか4歳さんとか、5歳さん、
色のちがいがわかって、形のちがいがわかって、「並べる」や「分ける」が楽しいころから、そばに置いてあげたいな。
モザイクはこんなふうに、見本をまねて、同じものを再現することも楽しい。
うまくいかないときは、よく見て考えて、向きをかえたりパーツを変えたりして…。
最後までやりきる、頼もしい力もみられるでしょうね!
はりこーシカのパンダ
かばんねこは開けています
かばんねこはいつもどおり開けています。
換気をしたり、おもちゃを拭いたりするけれど、いつものように。
いつもの暮らしがちょっと変わって、おうちで過ごすことが大事だけれど、それでも子どもの「あそび」の楽しみと育つ姿は変わりなくて、頼もしいですね。
だからかばんねこは、いつもとかわりなくおもちゃを紹介できるように、わたしと家族が元気でいるようにしますし、工夫します。
いろいろ不安はあるけれど、情報を入れて対策をばしっと決めたら、せっかくのおうち時間、あそびの道具のちからを借りることをおすすめします。
子どもたちが小さかったころ、かばんねこ自身がおもちゃたちに助けられたし、楽だったから。
おもちゃも、アナログゲームも。
どんなのがいいかな、お声がけくださいね^^