かばんねこ店主ブログ
コドモト

グッドトイ2012、選考が始まります^^

市場にあふれるおもちゃの中から、毎年すてきなおもちゃが選び出される、グッドトイ賞

今年も選考が始まります^^

 

今回は

遊びとおもちゃのプロ、おもちゃコンサルタントからの推薦おもちゃが64点

おもちゃメーカー・おもちゃ作家さんからの自薦おもちゃが54点

併せて118点のおもちゃの推薦がありました。

 

92年グッドトイ「パズル・3びきのこぶた」

  *1992年グッドトイのひとつ「パズル・3びきのこぶた」*

 

このなかから

1次選考・2次選考・3次選考

そして今回は、岩手県での地方選を経て

来年5月

おもちゃコンサルタントと

東京おもちゃ美術館に来館された一般の方…

…子どもたちや、ママやパパの投票による最終選考をし、

その結果を参考に、十数点のおもちゃが

グッドトイとして選出されます。

 

2010グッドトイ「くるりんカー」

  *2010年グッドトイのひとつ「くるりんカー」*

 

私も、選考運営委員ながら、

1点、推薦しました^^

 

グッドトイとして選ばれるといいなあ!

…と思うけど、

挙げられたおもちゃはどれも魅力的です^^

2011グッドトイ「デコアの鉄琴・ペンタ8音」

  *2011年グッドトイのひとつ「デコアの鉄琴・ペンタ8音」*

 

それぞれのおもちゃのいいところ、

あれれ?と思うところ、

あそびとおもちゃの知識と経験に裏打ちされた

子どもたちへの想いにあふれる選考委員のみなさんと、

いいおもちゃを選んでいけるといいなあと思っています。

 

子どもたちが遊びに夢中になっちゃう、

ママやパパが、子どもたちとすてきな時をすごせる、

いいおもちゃ、グッドトイ^^

おもちゃを貸し借りして、楽しく遊んでほしいのに…

公園で、保育園で、児童館で…

みんなで使う遊具やおもちゃがある場所で

遊ぶことがありますね。

 

そんなとき、決まって起こる事件が

「おもちゃの貸し借り問題><!」

 

おもちゃを取られた、うわーん!

貸してくれない、うわーん!

ひっぱらないでよ、うわーん!

たたいた、うわーん!

 

ママたちも戦々恐々…

「貸して、って言ってごらん」

「順番!」

「いまはあの子が使ってたでしょ」

「貸してあげたら?」

「貸してあげなさい!!」

一体どうしていいやら、

互いのママたちの気遣いもあるし、

なかなか大変です。

 

どうして人が使ってるのを取っちゃうんだろう?

どうして何度言ってもわからないんだろう?

どうして貸してあげられないんだろう?

 

わがままなのかな?

いじわるなのかな?

恥ずかしい!

 

私が悪いのかな…???????

 

 

いえ、違います^^

「まだできない」だけです。

 

おもちゃの貸し借りは、2歳すぎくらいから

ママやパパが繰り返し教えることで、

少しづつできるようになっていきます。

 

3歳くらいでも、まだ

仲良く貸したり借りたりするのは

難しいときもありますよ^^

 

おもちゃを独占することは、

「自分の好きなものはこれ!」と分かったということ。

好きなものをあきらめる、取られる、なんて

1歳、2歳、3歳の子どもたちにとっては一大事!

「やだ!だめ!」なのは当然なのでしょう^^

 

ママやパパは、

貸してあげることを教えるときに、

一緒に、子どもの気持ちを代弁してあげることをお勧めします^^

「○○ちゃん、このおもちゃが大好きなのね」

「もっと遊びたかったのね」

「また借りようね、楽しいもんね」

大好きなママやパパが自分の気持ちを分かってくれている、

それが分かるだけで、悲しい気持ちが軽くなります。

気持ちのおさまりがつきます^^

 

貸したり、借りたり、を何度も繰り返すことで、

だんだんに、貸し借りのやりとりが

分かってきます。

 

食事のスプーンを使う練習とおんなじ、

何度も繰り返して、だんだん上手になっていくのです^^

 

そうして、ひとつづつ、

友達と仲良くするやりかたを学んでいくんですね!

 

友達とのトラブルは

子どもの心を育てる練習と思って

自分の子も、よその子も、見守っていきたいですね^^

 

 

ところで、じゃあ

2歳より前の子はどうしたらいいの??

 

自分のもの、みんなのもの、

…もちろんわかりません。

今はあの子が使ってるから、あとで

…そんなことできません。

 

うま~く、大人の人が、気をそらしてあげてください^^

「ねえねえあの子がつかってるからね、こっちであそぼうね^^」

と他の遊具に誘うとか、

「あ、あっちのおもちゃが楽しそうだよ^^」

「ねえねえ、あれ見てごらん!」

そう言いながら、その場を離れるとか^^

 

まだ貸し借りが分からないんだから、

「順番!」や「とっちゃだめでしょう!!!」なんてしかっても

ママやパパが疲れるだけです。

何回言っても、分かるもんじゃないです^^

分かるころになったら、少しづつ、教えていきます。

 

そう思うだけで、ちょっと楽ちんですね^^

ゆっくりした気持ちで、その時期を待てると

ママの気持ちもゆっくり、

子どもを見つめる、子どもの成長を期待して待てる、

そんな余裕ができるように思います^^

 

楽な気持ちで、子どもと暮らすのがいちばんいいです^^

のどが痛い人も、痛くない人も、冬のお薬「だいこんはちみつ」^^

みなさん、冬が近づいてきましたね^^

体調を崩されていませんか?

 

うちの子どもたちも

季節の変わり目のせいか、のどが痛かったりします

 

そんな秋口から冬の間の「のど」に

大活躍してくれるのは、

「だいこんはちみつ」^^

 

そろそろかなあ…という、10月ころから作って

冷蔵庫に常備しておきます。

 

角切りの大根に、はちみつをかけるだけの「だいこんはちみつ」^^

1センチ角に切った大根をビンに詰めて

上からはちみつをとろーり…

はちみつ漬けにします^^

 

大根は、これからもっとしわしわになります^^

冷蔵庫で一日おくと、

大根のエキスがはちみつに混ざって、

ほんのり辛めの、甘ーい「だいこんあめ」に^^

 

だいこんも役目を果たして、しわしわ…

 

なんだかのどがいたいきがするー^^

さあ、さっそく

「のどが痛ーい^^ すごくいたーい^^」 と

ニコニコ顔の人がやってきて…

 

まだ痛いー^^おかわりー^^

ニコニコ飲んで、

おかわりもして、

「のど治った~^^」と、ニコニコ去っていきます。

 

だいこんはちみつは少しずつ、こまめに飲みましょう^^

だいこんはちみつは、そのままか、

同量の水で割っていただきます。

 

大根には、炎症をしずめる作用が、

はちみつには、抗菌作用があります。

ちょこちょこ飲んでいると、

のどがしっとり、癒されます^^

 

漬けた大根は、2週間程度で取り除きますが、

たいていはそんなにもたずに

「だいこんはちみつ」の方が売り切れてしまいます。

 

ニコニコ顔の「のどの痛い人」が、

ひんぱんに冷蔵庫を訪れるので…^^

 

ともかく

ほんとうにのどが痛くなってきたときのための、

冬の常備薬です^^

 

食べ物で子どもたちの体をいたわりたいです

食べ物から作るお薬だから、

子どもたちにも安心です^^

 

大根を切って、はちみつをかけるだけ

簡単!おすすめ!です^^

もう明日からですが、「東京おもちゃまつり」のご案内^^!

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みなさん、 「東京おもちゃまつり」に行きませんか^^?

 

毎年11月に開催されていた「おもちゃフォーラム」が、
名前も一新して、楽しいおもちゃと遊びのお祭りにパワーアップします^^

 

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「東京おもちゃ美術館」ってご存知ですか?

NHK番組「爆笑問題の日本の教養」で取り上げられてから

週末には入館制限をもうけるほど人気になった

遊びの楽しい美術館です^^

子どもも大人も、夢中になって遊べるおもちゃや

遊びのワークショップがいっぱい^^

お子さんがいるならぜひ一度、行ってみてほしいところです。

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楽しさがいっぱいの、遊びの部屋がいろいろ…
 

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毎年多くのおもちゃの中から選ばれる、「グッドトイ」の展示室。もちろん遊べます^^

おもちゃ美術館の中は、あそびとおもちゃがいっぱいです。

こんな素敵な場所で開催されるのが、この「東京おもちゃまつり」^^

 

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まずは、日本の木のおもちゃ作家さんによるオリジナルおもちゃがいっぱい^^

 

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また木工のおもちゃや食器・家具などを展示販売する

大見本市「森のめぐみの子ども博」も同時開催されます。

全国の名だたる木の産地から、子どもと暮らしにかかわる木製品が大集合します^^

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「遊びとおもちゃの縁日」という名で開催される、

おもちゃ作りや遊びのワークショップもいろいろです^^

日本全国の遊びとおもちゃの専門家「おもちゃコンサルタント」が大集合し、

合計約50ブースの縁日屋台が並びます。

様々な素材を活用した手づくりおもちゃのワークショップや

世界のおもちゃの展示販売など、

すてきなおもちゃと遊びとの出会いが待っています^^! 

 

221206syasin-gousei.jpgのサムネール画像

 

大道芸や歌と音楽のパフォーマンスなど、

達人たちのアッと驚くパフォーマンスがさまざまな場所で展開されたり…^^

 

また、小さなお茶会・テーブルサッカー大会など

ママやパパもあそびの世界にニコニコになってしまいます^^

 

子どもも大人も一緒に楽しめる、遊びがいっぱいの2日間です。

 

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日 程:2011年11月5日(土)・6日(日) 10:00~16:00

場 所:東京おもちゃ美術館・四谷ひろば

入場料:500円 (2歳以下無料)

*東京おもちゃ美術館の入館料を含む。  *期間中の2日間は何度でも入場できます。

 詳しい内容や会場へのアクセスは、
東京おもちゃ美術館「東京おもちゃまつり」ページ に記載されています^^
 

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ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」のこと②

この映画では、祝島のほかにもうひとつ、

描かれている国があります。

それは、スウェーデン。

 

この映画の主題は、

「未来のエネルギーをどうするのか?」ということを

私たちに問いかけることにあります。

原発建設に反対する祝島の人々と、

地域にある資源を利用して、自然エネルギーを進めるスウェーデン。

ふたつの国の、まったく正反対の姿を並べて見せる、

ただそれだけで、

わたしたちに考えることを強要してきます。

 

スウェーデンは、電力を自由化することで、持続可能な社会への舵を切りました。

映画の中でのこの会話は、強烈です。

「どうして風力発電だけで生活できるんですか?」

「簡単さ、自然エネルギーの電気を供給する電力会社から電気を買えばいい」

「日本では買えません」

「ウソだろ?なんでだ?たったひとつの電力会社からしか買えないわけじゃないだろう?」

「独占会社からしか買えません」

「そんな馬鹿な、変えなきゃだめだ…」

 

今の日本を思うと、茫然としてしまう。

 

だけど、希望を感じました。

 

祝島の人たちの想いと苦しみと、自然とともに生きる日々の暮らし。

そして、スウェーデンの人たちが生き生きとした顔で作りだす「未来づくりの現場」。

そこから得ることができるのは、

将来のビジョンに向かうたくさんの「意思」のひとつに

自分がなるんだ、そのことの発見です。

 

未来への自分の選択を

しっかりと意識すること、

自分の立地点をしっかりと確立すること、

そのきっかけをくれる映画だと思います。

 

「脱原発・自然エネルギー志向」

 

なんとなくじゃなく、「意思」として。

だって、お母さんだもん。

 

子どもたちを守るために。

その子どもたちと、その子たちの子どもたち、

子どもの子どもの、子どもの、子どもの、子どもの…

子どもたちを、守るために。

そして、

私たちのあとに生まれてくるみんなに、

美しい自然をつないでゆくために、 

やっぱり、

しょうがないなんて、言ってられない^^!

 

 

ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」のこと①…上関原発をめぐる祝島の人々の想い

 瀬戸内海に浮かぶ小さな島、祝島。

祝島の真正面にある湾、田ノ浦では、28年前から

中国電力による上関(かみのせき)原発の建設計画があります。

 

 島の住民の9割が参加する「上関原発に反対する島民の会」

一貫して計画の撤回を求めてきましたが、

知事は埋め立ての許可を出してしまいます。

 

 島の漁師もおばちゃんたちも、総出で船でバリケードを作り、

中国電力の作業を実力で阻止しようとします。

 

「海は売らん!」

自分たちの暮らしを支えてくれる海を守るため、

自然を守るため、そして、生きるために。

 

涙が出ました。

何にって、

船の上から島民に呼びかける、中国電力の説得の言葉に!

 

「みなさん、いまさらこんな一次産業を続けていて、未来がありますか?

食べられるようにしていくには産業の活性化が必要です。

原子力発電は地域の雇用を増やします。」

あなたたちは一体、何を食べて生きているんですか?

食べられるものはすべて一次産業が作っています。

 

自分の頭で、ちゃんと考えているのでしょうか?

「仕事」という大義名分に安住して、思考停止状態になっている、

そんな姿に戦慄を覚えます。

 

こういう人たちは、自分の頭で考えて、

意志を持って、願いを持って生きている人たちを、

ものすごく疲弊させる、ものすごい力があります。

(よく会うでしょ、女性は、特にお母さんになったりすると^^)

 

自分の「仕事」という「自分に割り当てられた役割」に固執し、

海の上で向かい合っている祝島の人たちを

見ようとしない、

言葉を聞こうとしない、

なぜ自分たちの「じゃま」をするのか考えようとしない。

何より

自分たちのしていることの意味を考えようとしない。

 

自分と、家族と、子どもと…。

友人も、知人も、地域も、日本も、自然も、現在も未来も、

あなたとあなたのまわりの世界は、

すべてその「大事な」仕事とつながっているのに。

 

自分が仕事として為すことが、どんな意味のあることなのか

考えられなくなっているのでしょうか。

 

彼らの無表情がほんとうに怖い。

 

祝島の人たちは、

自分たちの暮らしを守りたくて、

海や自然を守りたくて、

今の環境を子どもたちに残したくて…、

 

ちゃんとした理由があって

懸命に訴えているのに、

その願いを届ける最初の一歩目から

拒否されてしまう。

 

見てくれない、聞いてくれない、

ほんとうに、気持ちが折れそう。

おまけにその相手は、

「国のエネルギー政策」という大きな力が

働いているものなのです。

 

そんなものに対抗しなければならない

島の人たちの厳しさに、体が震えました。 

 

だけど、28年間、島の人たちは反対運動を続けてきました。

信念がなくちゃ、強い想いがなくちゃ、続かないです。

 

その想いの強さを、皆さんに観てほしい^^

そして、応援してほしい。

というか、知ってしまったら、

応援せずにはいられないのですけれど^^

 

「上関原発に反対する祝島島民の会」ホームページ

映画「ミツバチの羽音と地球の回転」公式ホームページ

よかったら、どうぞお越しください^^

先日もお客様にお電話いただき、

自宅のおもちゃ置き場にお越しいただきました。

 

実店舗がないとはいえ、こうして足をはこんでくださる。

ほんとうに有り難いことだと、幸せに思います。

 

きれいなお店でお客様をお迎えすることはできないけれど、

どんなかたちでも

実際に木のおもちゃに触れていただくことが、

いちばんお客様の安心につながります。

直接触れて、遊んでいただき、

お子さんの年齢や、好きなことを聞きながら

おもちゃのお話をさせていただく。

そして、一緒に子どもたちへの大事な贈りものを選んでゆく。

それを大事にしたいのです。

 

それは結局、そのおもちゃを手渡してもらう、子どもたちのためになります。

 

育とうとする身体を育み、

いろんなものを感じて伸びようとする心を、優しく手伝ってくれる、

良いおもちゃたち。

だからこそ、子どもたちの良い友達になってほしい!

 

かばんねこは、

お客さまの子どもを想う気持ちに、ちょっとお手伝いして

子どもたちにぴったりの木のおもちゃを、一緒に考えます。

 

だから、やっぱり…

 

もう少しおもちゃの場所をなんとかして、

足を運んでくださる方が

「ごめんなさい、おしかけて…」とおっしゃらずに

ゆったりと過ごしていただける場所になるよう、考えます^^!

「グッドトイ」ってなんでしょ^^?

昨日は「グッドトイ選考運営委員会」でした。

 

「グッドトイ」「選考」というのは、

市場にあふれるおもちゃの中から

優良なおもちゃを「グッドトイ」として選ぶことです。

 

「NPO法人 日本グッドトイ委員会」により

1985年から始められた事業です。

 

「グッドトイ」として良いおもちゃを選び、

それを広く普及させることを目的しています。

 

1年かけて準備をすすめ、

おもちゃの専門家・おもちゃコンサルタントによる推薦おもちゃ、

おもちゃ作家さんやメーカーからの自薦おもちゃのなかから、

おもちゃコンサルタント投票&一般投票の

3回の厳しい選考を経て、

十数点が、毎年5月に発表されます。

今年は19点のおもちゃが、グッドトイの仲間入りをしました^^

 

選考基準には、

「3つの方針」と「6つのポイント」があります。

 

「3つの方針」

①健全なおもちゃ

安全性への配慮を評価するとともに、

暴力的行為、他を傷つける行為を連想させるもの、

遊び内容が暴力的であるものは選定されません。

②ロングセラーおもちゃ

流行を求めた一過性の楽しさではなく、

ロングセラーのおもちゃとしての

可能性を評価します。

③遊び・コミュニケーション尊重おもちゃ

知育・早期教育への偏重を慎重に取り扱い、

ユニバーサルな遊びとコミュニケーションを尊重した

選定を行います。

 

「6つのポイント」

①心地よい音

②動きのバリエーション

③感触のよさ

④適度な大きさと重さ

⑤美しい色と形

⑥丈夫で壊れにくい

 

 最終選考をへてグッドトイに選定されたおもちゃは、

視覚・聴覚・触覚など私たちの五感に直接働きかけるおもちゃが

数多く選ばれました。

また子どもと大人が一緒に組み立てたり壊したり、

指先を使って、

おしゃべりしたり相談したり

コミュニケーションをとりながら

創造的なあそびが楽しめるおもちゃ、

また

ごっこ遊びやお話が始まりそうなおもちゃ、

小さな子からお年寄りまで

年齢を問わず楽しめるおもちゃ、

15年もの長い間子どもたちに親しまれてきた

ロングセラーのおもちゃなど、

子どもたちの体を使って心を使って

自然に誰かとコミュニケーションをとりながら

楽しく遊べるおもちゃが選ばれています^^

 

昨日は

おもちゃ作家さんやメーカーさんに向けて

あなたのおもちゃを自薦しませんか??

という手紙を出しました。

 

全国のおもちゃコンサルタントには

これは!と思うおもちゃを推薦してね、

という案内がすでに届いています。

 

今回はどんなおもちゃが

選考にあがってくるでしょう。

そして

どんな楽しいおもちゃが

「グッドトイ」として選ばれるのでしょう^^

 

せっかく

選考運営委員にならせてもらったんだもの、

 

子どもたちに良いおもちゃを届けられるよう、

大人のみなさんに良いおもちゃを伝えられるよう、

がんばります^^!

福島のママと②

福島の彼女たちの話を聞いていて、

ああ、ほんとうに、あのときの私と同じだ…

子どもたちへの同じ不安や想いを抱いて

迷いながらの選択を繰り返していた日々を思い出しました。

 

がらんとしたスーパーの食材売り場に茫然としたり、

食材があってもその前で買うかどうか決めかねて、

気がつけば何分もたっていたとか、

水を買いに行ったら500ミリのものしかないとか、

2リットルがあっても一人1本までとかだったり、

なんだか殺伐とした空気に、それだけでぐったりしていました。

 

早いもの勝ち、買ったもの勝ちみたいな雰囲気…

 

赤ちゃんを連れて買い物している人も同じ条件だなんて、

そりゃないよ…と悔しい気持ちになったり、

そんな中で、「赤ちゃんのいるかたは店員にご相談ください」という張り紙を見てほっとしたり…

 

でもとりあえず、

母としては、子どもを守らなくてはという想いだけで

まいにち動いていたという感じです。

無条件で信頼していた生協も、あのときは買えなかったです。

地産地消をすすめる生協だから…

 

だけど、いろいろ調べ回っているうちに、

自分のやるべきことが分かってきたのは有難かった。

 

まずは、被ばくは「足し算」だということが分かったこと。

14日の爆発後などに知らずに高線量の場所にいたとしても、

その後を気をつけて「足す量」が少なく済むようにしてやれば、体の回復の助けになること。

 

それから、ヨウ素やセシウムは、体外に「出る」事が分かったこと。

そのためには、食材や食事の内容に気を配ればよいこと。

 

あとはとにかく、拭き掃除!!

 

自分のやるべきことが分かれば、心も安定します。

どっしんと構えて、子どもたちに接することができたのは、幸せでした。

母親の不安は、子どもたちも敏感に感じてしまうものだから^^

 

あ、福島のママの話までいかなかったですね、

次で書きます^^;

福島のママと

「あいコープふくしま」という、

福島の生協の、理事さんたちのお話を伺ってきました。

『放射性物質のなかで、日常生活を取り戻すために』という演題です。

理事さんといっても、

3人のうち2人は、子どもたちの「お母さん」。

同じ母親としてとても辛い、そして希望を感じられるお話をうかがいました。

 

彼女たちは、地産地消をすすめる

生協の理事さんです。

けれど、その前に、「お母さん」なのです。

 

自分たちが子どもを育むのに最良と思って続けてきた

地域の生産者と消費者をつなぐ生協の活動。

…だけど、

3月11日の地震からはじまる放射能汚染。

たとえ互いにつながり、支え合ってきた生産者さんが作ったものであっても、

子どもたちには与えられない、

与えたくない…!

 

そしてほとんど情報のないなか、

子どもたちを守りたいと、必死で過ごしてきたそうです。 

 自分たちのやってきたことを裏切るような、

「西日本野菜セット」の販売も決めました。

ただただ、小さい子を持つお母さんが待っている、

そのために。

 

自分たちの暮らし、築いてきたもの、これからの夢…、

全て無になったような

先の見えない闇に放り込まれたような気持ちだったそうです。

 

そんなとき、

福島原発のすぐ近くで、原発反対運動をしながら

有機農業を続けている生産者さんに、

一筋の光をいただいたそうです。

 

「畑を6分割して、6分の5を、普通の畑にしましょう。

汚染された表土をはがして、それを6つのうちのひとつ、6分の1の場所にまとめましょう。

家の周りの土も、花壇の土も、みんなそこにまとめて、

そしてそこに、菜種やひまわりを植えましょう。

有機の土は、大丈夫。

普通に農薬を使っているところより、汚染されにくい。

ほら、土をはがしたところの線量を測ってみて、ね、低いでしょう。」

 

ああ、自分たちが生産者さんに協力してもらい進めてきた

減農薬・有機農業は正しかった。

食べ物は大丈夫、今までどおりでいいんだ。

 

そして、

ここに残ろう、ここで暮らそう、

ここで、子どもたちを守っていこう。

そして、ここに残る私たちだからできることをやり、情報を発信していこう。

 

暗闇の中に、ほんとうに細い細い光だけれど、

確かだと思える光を感じて、

「お母さん」の彼女たちは、心を決めたそうです。

 

子どもたちには、どうか健やかに、よい毎日を過ごしてほしいです

 

私も、2人の子どものお母さんです。

彼女たちと同じ苦しみを味わってきました。

群馬だから、200キロ離れているからといっても、

放射能への不安や自分の手の届かないものへの怒り、

やるせなさ、子供たちへの想い、

その軽重はないと思っています。

 

子どもの体調の変化にびくびくし、

スーパーの野菜売り場の前で何分も立ち尽くし、

学校に給食の問い合わせをし、

ネットの情報を調べまわり、

心の芯から疲れる毎日。

ちょっと前までの私の姿を思い出しながら、

彼女たちの話を聞きました。

 

 

なんだか今日は重たいですね^^

次のブログでは、「希望」の方を書きます。

お月見の日は、おいしい^^

昨日12日は中秋の名月、

35年ぶりの満月だとか!

 

では、準備準備^^

 

まずは すすきを取ってきて…、

 

それから、

きょうのお月様はまんまるだよ〜

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 くるくるころころ、

まんまるに、まんまるに…^^

 

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 お月様がいっぱいです

 

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 小さい手に、ちいさいお月様

かわいいお団子ができあがりました。

 

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小さなお団子がたくさんできあがったら、

まんなかをちょっとへこまして、

平べったくして茹でます。

 

お湯の中に沈んでいたお団子が

ぷかぷか浮いてきたら、

もうすこし茹でて、

 

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 水に取って冷やします。

はい、お団子できあがり!

…あれ、へこましすぎてない…^^?

 

 

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今日はお月様の日だから、ろうそくの灯りでごはん^^

子どもたちの主食は、もちろんお団子です。

 

 

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窓から見える、まんまるのお月様。

かぐや姫の物語も

こんなふうに美しい月に心を動かされて

生まれたのでしょうね^^

 

お月様の光と、虫の音。

いつもより遅くなってしまったけれど、

贅沢な夕ご飯でした。

  

 

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 お月様も、どうぞ召し上がれ!

子どもたちに、取られちゃう前に…^^

奇跡の子ども

  昨日は「プログレスマネジメント研究会」。

みんなのメンター・根岸さんが紹介してくれたのは、

NHK 番組「プロフェッショナル~ 仕事の流儀~」で取り上げられ話題となった

青森県のリンゴ栽培農家、木村秋則(きむらあきのり)さん。

ご存知の方も、たくさんいらっしゃるでしょう^^

 

 「奇跡のリンゴ」農家・木村秋則さんを取り上げたDVD


 木村さんは、これまでの常識では“ 絶対不可能”とされていた

「無農薬リンゴ」の栽培に成功した方です。

そのリンゴは、2 年間放置しても全く腐らないことから

『奇跡のリンゴ』と呼ばれるようになりました。

 

 しかし、このリンゴが出来るまでの道のりは険しく、

農薬をやめて1 年目、おびただしい数の害虫と病気の発生で

リンゴは枯れ木のようになってしまい、収入のない年が何年も続きました。

 家族には極貧生活を強いてしまい 、

本当に申し訳ないことをしてしまったと自殺を図ろうとした時、

木村さんは“ ある大切なこと”に気づき、

8年目にしてリンゴはようやく実を結びます。

 

 木村さんはこう言います。

「本当に大切なことは目に見えないところにあった」

 

 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 [単行本]
 

 こんな、すてきないい顔でお笑いになるんです^^

そして、こうおっしゃいます。

育てない。
ただ、よく見る。
そして、リンゴが育ちやすいようにお手伝いするだけ。
本来リンゴが持っている力を存分に出せるようにしてやる。
花を咲かせたのは私ではない、リンゴが力を振り絞って咲かせたのだ。
主人公は、リンゴ。
 

 

 私は母親なので、
木村さんにとっての「りんご」が
「子ども」に聞こえました。

育てない。
ただ、よく見る。
そして、子どもが育ちやすいようにお手伝いするだけ。
本来子どもが持っている力を存分に出せるようにしてやる。
花を咲かせたのは私ではない、子どもが力を振り絞って咲かせたのだ。
主人公は、子ども。

 

 ああ、私もそうありたい!

親の都合のいいように子どもを「育て」、親の思うような実を結ばせようとする。
子どもを信じて彼らの育つ力を手伝い、自分の力ですばらしい実を結ばせる。

ともすれば前者になりがちな私たち、
謙虚に、自分をいつも顧みながら、
子どもを見つめていきたいです。