雨の日は、ままごと日より。
写真は人気のerziエリツィの具材たちです。
マルシェでのお買物みたいにわくわく選んでほしくて
ドイツの市場のように飾って置いていますが、
魚とポテトフライが一緒に木箱に入ってるのはさすがにシュール。
それはまあアリとして、
ままごとの具材のこと。
2歳さんとか遊びはじめの頃は、だいこんまるごと!とかじゃがいも皮ごと!とか、スーパーで見かける具体的な「そのもの」で大丈夫です。
誤飲の心配もない大きさだし、包丁で切れるタイプの具材もあれば楽しいですね。
食器は2組はあってほしいけど、家族分の食器があればなおうれしいです。
4歳くらいからは、
ままごとはよりリアルに、細やかに、自分の生活を再現したり現実に沿ったものになってきます。
だから大根まるごとをお鍋に入れないことも、分かってる。
器への盛り付けも、きれいに飾ったりみんなの分を均等に分けたり、工夫するようになります。
だから、ままごと遊びが変わってきたかな…と思ったら、
いろんなものに見立てられる素材たちも用意してあげてください。
花はじきや、チェーンリング。
カラフルなものは、オレンジ色が人参になったり、緑色が野菜になったり。
白いものはご飯。白のチェーンリングをつなげると麺になります。
いろんな色のフェルトを、食材のいろんな形に切っておくのもいいですよ。
緑は「野菜」黒いのは「のり」、黄色いのはくるくる巻くと「たまごやき」なんて。
面倒そうですが、思い立ったときにえいやっと切ってしまえば意外にあっという間。
ながく大活躍してくれるから、準備したほうも嬉しくなりますよ。
見立てからイメージが広がって、ままごとからお店やさんになったりご飯屋さんになったり、遊びが広がるきっかけになったりも。
そしたらメニューを描いて、ユニフォームを用意して、塩コショウなんかのテーブルセットを工作して…と、ままごとにとどまらない遊びの発展のきっかけになってくれたりします。
遊びにちょうどいい「モノ」があるだけで、あそびの広がりは違ってきます。
何もなくても子どもは遊ぶけれど、
子ども自身の想像力と工夫だけに期待するのは間違っている。
おとなこそ、子どもの遊びの様子をよく見て、想像してくださいね。
「ここが不便そう」「食材のアイテム足りないな」「食器が多すぎるかも」「お鍋大きいほうがいいかな」「テーブルがあったほうがいいね」
手出し口出しではなくて、遊びの環境を整えてあげることが、大人のいちばん大事な「できること」です。
コメントを残す