1歳すぎからなど、初めての積み木遊びのときは、赤や青の美しい「カラーの積木」をおすすめします。
赤ちゃんが手をのばして取るのはやはり、ぱっと色に目を惹かれるカラーの積木ですし、
あの色を取りたい!と決めたり、おんなじ色同士を重ねたり並べてみたり、
色があるからこその、ちびさんらしい遊び方ができますから。
その後、2歳から3歳ころ、たくさん積んだり並べたり、建物や動物のような、テーマのある構造物を作るようになったら、今度は「白木の積木」をおすすめします。
たとえば上の写真。
もしこの動物たちのいる建物が、わたしたちがよく見る、赤・青・黄・緑のカラー積木で作られていたら、どうでしょうか?
バラバラの色の主張が強すぎて、目がチカチカしませんか?
色たちに気を取られて、作り上げられるものの「全体の形」を感じにくいと思いませんか?
このきりんの写真で、ちょっとは言いたいことが伝わるかな?
いちばん奥の白木だけで作ったきりんのほうが、「きりんのかたち」としての「全体」を感じるのではないでしょうか。
たくさんの積木を使って何かを作り上げていくとき、
こどもたちは、色のない積木を使うことで、積木ひとつひとつの「形そのもの」を把握することができます。
そして、それらの形からうまれる造形に、十分な注意を払いながら遊ぶことができるのです。
じゃあ、1歳ころに使ったカラー積木はどうするの?
もう使わないの?
いえいえ、その美しい色たちは、積木で作った建物の特定の場所(窓とか屋根とか)を色彩によって強調したり、
色を意識的に作品に取り入れていくとき(建物のここに黄色のラインを入れよう、とか)に活躍してくれます^^
白木とともにカラーの積木を使うことで、子どもの創造性を、いっそう豊かにしてくれるのです。
積木のこんなお話、ちょっとびっくりしませんか?
知らなければ知らないでもいいことだけど、知っていたら、ずっといい!くないですか^^?
11/3(木祝)17-18時の「大人向けの積木講座」は、まだお席があります。
自分の手を使って遊ぶことを通じて、何かに自分で気づき、何かを自分で工夫し、何かが分かり、楽しさとともにどんどん豊かになっていく子どもたち。
そのお手伝いを、わたしたちは、もっともっとできるのです^^
また宮野先生を群馬にお呼びするとしても、1年か2年後になります。
子どもたちの「今」は、「今」だけ。
どうぞ可能なら、ぜひ、ぜひ、です!
11月3日(木祝)かばんねこは、たぶんそろそろ②周年イベント
「積木と、良い出会いをしよう。積木と、もっと仲良くなろう!大人はどうしたらいい?」
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