桐生祭りには、3月11日、東日本大震災の炊き出し支援から縁のある、
宮城県南三陸町・歌津(うたつ)地区の14名の方がいらっしゃいました。
桐生まつりの3日間、
南三陸の海産物と、Tシャツやタオルなどの支援グッズの販売をされました。
私はイイダコ(↓写真のミニタコ)とホタテの炭焼きをいただきましたが、おいしかった!!
露店には行列もでき、うれしい光景でした^^
売り場を挟んで南三陸の方と桐生祭りのお客さんが話しているところを
見かけるのも、なんだかうれしかったです。
支援している私たちからでなく、南三陸町の方たちから直接ものを買うことが
支援する・されるの関係だけでない、「共に」というか「並ぶ関係」というか、
大事な何かを互いに感じられるのではないかなと思います。
小野寺さん(左の男性)は、炊き出しに伺った時、
反対に夕食をごちそうになってしまった「すばらしい歌津をつくる協議会」代表のかた。
(厚意への厚意というか‥一度だけですが、落ち着きませんでした(^_^;) )
行政や国主導でなく、住民の力で、自分たちで地域に働きかけ、
自分たちで地域を作っていこうと活動されています。
家族を失った人、無事だった人、家の残った人、すべて無くした人‥
あの災害でいろんな境遇に陥ったひとたちが、同じ目的のために集まり、
同じ方向を目指してくというのは、とてもエネルギーがいることだと思います。
そしてそのうえで、行政や地域の人にはたらきかけ、
人に‥それこそいろんな被害をこうむり、いろんな思いを抱えている人たちに
思いを伝え、絆を結んでいくなんて、ものすごくきついことだと思います。
ほんとうにこういう動きがあることがありがたく、
ただただ、少しでもその力になれればと、思わずにはいられません。
ただボランティアに行って、帰ってくると家があり、家族があり、
なんの苦労もしょっていない私とは全く違う。
そのことを思うたびに、からだが重く、冷たくなる感じがします。
そして同時に、この活動のことをできるだけたくさんの人に伝えたい!
と思います。
もうひとつ、南三陸の方が販売するのは、桐生で作った支援Tシャツ^^
胸に「絆(きずな)」の文字と、「Re:」(返信)のマーク。
返信というのは‥
支援をしてくれた全国の皆さんへ、「ありがとう」を込めて、返信。
Tシャツひとつひとつに、南三陸町歌津の人たちからの
手書きのメッセージが入っています。
(Tシャツの汚れは、私が焼きそば露店で汚したものです<(_ _)>)
義援金や物資、ボランティアという支援といっしょに届いた
全国の皆さんからの「想い」に、
ありがとう、という「想い」とともに言葉を返します。
支援して終わりじゃない、つながりを、絆を感じてほしいな、と思います。
こんなふうに、言葉をいただけると、ほんとうに忘れられない。
忘れないことが、支援の継続につながります。