あそびのなかで、
子どもは自分の成長のために、真剣に仕事をします。
玉を木箱の丸い穴に入れる。
引き出しを開けて取り出す。
引き出しを閉めて、また穴に木玉を入れる。
引き出しを開けて取り出す。
たまに引き出しを閉めるのを忘れて、
玉が木箱に入らないことがありますが
そんなときも「あ」と小さな驚きだけ。
くりかえし、くりかえし。
何度も、何度も。
同じことを確かめるかのように、
しずかに集中する姿があります。
同じことを繰り返すのは、大事なしごと。
そして、
徹底的に繰り返して自分のものにすると、
彼らは自分のやめ時で、ぴたっとやめます。
じゅうぶんにやり切って、満足してやめること。
それもとても、大事なしごと。
自分で体験して「分かった」ことや「できた」ことが、
子どもの自信になるだけではありません。
自分でやって「分かった」「できた」からこそ、
遊びや暮らしのなかで、
それをもとに応用したり、発展させることができる。
あそびのなかで、
彼らは自分の成長のために、真剣にしごとをします。
おとなはその姿を邪魔せず、
もっと知育になることを教えてやろうなんて思わず、
すごい!なんてわざわざ言いに行かず、
謙虚に遠くで近くで、見守りましょう。
ねっ
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