子どもが一心におもちゃに向かっている姿は、見ていてとてもうれしい気持ちになりますね。
とくに玉落としのおもちゃは、小さい子も大きい子も(大人も)、とてもすきです。
スタートに玉を入れると、必ず同じ道を、同じように通って、やっぱり同じゴールに到着。
何度やっても、おんなじです。
だから大人は、一度で満足しちゃえます。
でも小さい子はそれを、何度も何度も繰り返しますね、ふしぎですね。
それは、
今まで知らなかった「(大きくなれば)あたりまえのこと」を、何度もくりかえし体験することで「分かる」、その楽しさに出会っているのかもしれません。
玉は転がる。玉は動く。はやい、ゆっくり。手を放すと落ちる、音がする…。
どんなことに興味をもって繰り返しているのか、知りたいところです^^
あるいは、
まだまだ知らないことがたくさんの子どもにとっての「安心」を体験しているのかもしれません。
わたしたちも「よく知っているもの」…たとえばお料理のトングの存在は、不安もなく触れるし、使えるし、安心ですね。
でも、使ったことのないフードカッターなどは、ちょっと腰が引けちゃったり、不安を感じたりします。
それと同じで、日々未知との出会いがたくさんの子どもにとっては、「よく知ってるおもちゃ」で遊ぶことが、とても心地よい「安心」になるのです。
くりかえし、くりかえし、くりかえし…。
それは、2歳さん以降の作業するあそびのときにも、現れてきます。
この写真では、積木を受け取ってならべる、積木を受け取ってならべる、その繰り返し。
大人にとってはなんでもない、簡単で単調な作業ですが、
「この子は何を面白いとおもってやっているのかな?」と思ってみつめるだけで、
きっと、育ってゆく子どもの姿を感じられたり、
こんなふうに手伝ったらもっとスムーズに遊べそうだと気づいたり、
親の喜びにとっても、子どもの育ちにとっても、うれしい気づきがあるかもしれません。
そしてぜひ、そのあそびを「どんなふうに終わらせるのか」も、見てほしいなと思います。
何に満足して終わったのか。
何をゴールとしてやっていたのか、そこにたどり着いたのか。
何かができなくて終わったのか。
何かがたりなくて終わったのか。
そこにもきっと、子育てのヒントと、親の喜びがあります^^
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