子どもにどんなものを見てほしいのか。
なにを良いものと感じてほしいのか。
親は子どもの環境「お家」に、その願いをこめることができます。
赤ちゃんの部屋の相談を受けて、
改めて、そう思いました。
床は無垢材、壁は珪藻土…なんていうこともそうですが、
もっと、身近なことで。
たとえば、家具の素材や、デザイン。
身につけるものや、食材(自然素材や有機とか、その作られ方とか)。
ほかにも、食器やお家の飾り、おもちゃなど、細々とした暮らしの道具たちの、素材やデザイン。
本や音楽などの、「すきなもの」たち。
わたしたちは、こんなものを「良い」と思っているのですよ。
こういう「良さ」を、あなたにも贈りたいのですよ。
そんなふうに、
わざわざ言わなくても、自分たちの暮らしを「つくる」ことで。
そのなかでも、
赤ちゃんにはじめのはじめに贈ることができるおもちゃは、モビールです。
ただぼんやり目の前にあるものを見るだけでなく、
子どもが「自分から見ようと思って見る」。
そんな自発的な気持ちを促してくれる、いいおもちゃです。
ゆっくり、ゆっくり動く、きれいな色のモビール。
それは、赤ちゃんの楽しみになるだけじゃなく、
葉っぱの不思議な模様、
雨上がりのクモの巣、
ひかえめに咲く小さな花…。
自分から、自分の目に映っているもののなかから
「見たいものに気づく」
そんな見る力を、ゆったりと応援してくれます。
もし、
赤ちゃんにモビールを贈るなら、
あお向けに寝ている赤ちゃんのおなかの上、
ちょうど自然に視線がとまるところに
下げてあげるといいですよ^^
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