おもちゃを貸したくないよ!(子どもと遊びと育ちの講座を終えて②)

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子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

お人形と、同じ色のカップがセットのおもちゃ。子どもは遊びながら、何を考えて、さらにどんなふうに遊ぶでしょう。

 

今日は、22日(日)のかばんねこ3周年の記念ワークショップ&講座のなかから、

「4歳から学童期に向かう子どもの遊びと育ちワークショップ」

の様子を紹介しますね。

 

 

まずは親子で、ひとつのおもちゃを選んで遊びます。

だけど、一緒に遊ぶおもちゃは、お母さんが選ぶこと^^!

お母さんには、

「これで子どもと一緒にあそびたいな。これで遊んでくれたらうれしいな。」

子どもが好きなことやできることを考えるとともに、そんな願いも含まれているでしょう。

そんなおもちゃで、子どもと一緒に遊んでみました。

 

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

お人形とカップ、違う色どうしにしたら、どんなふうに感じる?同じ色どうしに揃えたら、気持ちいい?

 

 

たくさんの親子さんがいらしたので、それぞれの親子が向き合わないように、

できるだけ背中合わせで遊びます。

他の子どもやおもちゃが見えると、子どもは気になってしまうから。

他の遊びが見えると、子どもは自分のあそびに気持ちを集中できなくなるから。

 

 

場所を違えたり、離れたり、背中合わせにしたり…。

これは、おうちのなかで、

年齢の違うきょうだいそれぞれの遊びを大事にしたいときにも、役に立ちます^^

 

 

上の子がなにかに集中して取り組んでいるときに、下の子がじゃまをしてしまう。

そんなとき、上の子にがまんしてもらったり、下の子にがまんしてもらったり、

どちらかになんらかの負担がかかることがありますね。

 

 

でも、

「見えなければ、いないのとおなじ。」

 

 

上の子のことが気にならないように、

上の子がいる場所と下の子がいる場所をつなぐ線の上に…、下の子の目の前に、どっしんとお母さんが座って、上の子への視線を遮ってしまえばいいのです。

あるいは、ふたりの間についたてのような、互いに注意が向かないものを置いてしまうとか。

上の子がひとりで集中して遊べるように、高いテーブルや、壁に向かって遊べる場所を作ってしまうとか。

 

 

年齢がちがえば、できることも遊びもちがいます。

きょうだいで一緒に遊ぶのも楽しいし、大事なことだけれど、

ひとりで遊ぶ時間も、おなじくらい大事にしたいですね。

 

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

どんなふうに、この子は遊んでみるだろう?とりあえず、おんなじようにしてみようかな?それとも、わたしの遊びをしようかな?

 

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

「あそびに入れて」「つぎ貸して」さあ、どうしましょ^^

 

自分が遊んでいるときに、「かーしーて」「いーれーて」って、他の子がやってくることが、よくあります。

親としては、貸してあげてほしいな、一緒に遊んでほしいな、そう思うけれど、

子ども本人にとっては、「ダメ!」なときがある。

親としては、困ります、ほんとに。

優しいことができる子であってほしいし、他の子や親の前だし、自分の体面もあるし、いい人でもありたい。

「貸しなさい」「入れてあげたら」…、簡単に、そう言って収めてしまいたいです。

 

 

でも、親は、いつでも、自分の子どもの側に立っていなければなりません。

自分の「イヤ」という気持ちを分かってくれて、

そのイヤな気持ちも、そう思う自分のことも、まるごと大事にしてくれるのは、

子どもにとっては、大好きなお母さん、お父さんでなくてはならないから。

親子の大事な「信頼関係」です。

 

 

だから親は、まだうまく「イヤ」を表現できない子どものために、

子どもの気持ちを代弁して、相手の子どもの気持ちも大事にしながら、

トラブルをうまく交通整理しなければならないし、することができます。

だって、大人だから。何十年も、ひとづきあいの経験を積んでいるから。

 

 

まだ4歳より小さくて、自分のことしか見えていない頃なら、

「今はね、貸したくないんだって。もうちょっと待っててくれる?」

「ごめんね、今はダメなんだって。こっちのおもちゃはどう?これはね、こんなふうに遊べるよ」

そんなふうに、自分の子どもの気持ちを相手に代弁することで、

自分の子どもの「信頼」を裏切らずに、トラブルの整理ができるでしょう。

そして自分の子には、「使いたかったみたいだね。でも、貸したくなかったんだね。」と、

気持ちを分かって、寄り添っていくので十分です。

 

 

そして、

子どもが4歳をすぎて「自分と同じように、相手にも気持ちがある」ということが分かる頃になったら、

「ね、そのおもちゃ、楽しいよね。あの子も好きみたいよ」

「仲間に入れてもらえたら、うれしいよね」

そんなふうに、自分の子にも働きかけていくことができる^^

 

 

そうして、そんな親というモデルを身近に見ながら、子どもはやっぱり、

こんなふうにすればいいんだ、あんなふうにすればうまくいくんだ、と

「コミュニケーション」を学んでいきます。

 

ああ、背中、見られてますね!

 

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

虹のトンネルのなかに、誰がいる?お人形とカップの遊びに、同じ色たちのセットの虹を加えて、あそびが展開されていました。

 

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

おんなじ色を、みつけたね!色で分けてみたら、こんどはどんなことを思いついた?

 

手を動かして、遊びながら何かに気づき、その気づきから生まれた新しい遊びから、また新しい思いつきが生まれます。

自分の手を動かして、目で見て、考えて、また手を動かす。

五感すべてを使って、「あそび」は、子どもを考えさせる。

そしておもちゃは、子どもが具体的な「モノ」で手を動かして考えるための、良い道具なんですね。

それも、楽しく、わくわくと…!

 

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

「柵を立てる」っていう発想は、たぶん大人には無い^^ね!

 

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

大きい順に積んでいこう。あ!箱には絵が描いてあるよ。絵がつながるよ!

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

ぜーんぶ、積んだ!慎重な、すてきな姿^^

子どものあそびと育ちの講座@かばんねこ

箱をぐるっと、回してみよう。こっちの絵も、つながってるね。こっちの絵も、つながってるね。あっちから、こっちから、上から、下から、いろいろ見てみよう!

 

子どもは、具体的なモノで遊びながら、いろんなことに気づき、わかり、知っていきます。

それは、その「モノ」を、ひとつの視点からではなくて、

正面からも、裏側からも、横からも、上からも下からも、

「見る」体験をしているからこそです。

 

 

それは、紙のドリルをこなすことでは、絶対にできないこと。

紙に書かれた図形の問題がいくらできても、

実際に積木を積んで、あっちからもこっちからも見て、うまくいったりいかなかったりを体験していなければ、必要な場面で応用できません。

「わかる」を体験を通じて知っていればこそ、子どもは人生のいろんな場面で、その知を上手に応用していくことができます。

生きた、体験の知です。

 

 

長くなりましたので、続きは、また次回に^^

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