かばんねこ店主ブログ
コドモト

子どもに文化を伝えたいなら

6歳さんの運動会の表現「虎舞(とらまい)」岩手県三陸・釜石の港町に伝わる踊りだそうですよ^^太鼓の音を感じて、体全体で伸び、しゃがみ、跳ぶ!ちいさい虎ちゃんたちが生き生きと動き、とてもいい表情で笑うのが、観ていてとても幸せでした^^日本人の誇りとか郷土文化とか地域を知るとか、いろいろ言われるけど、自分の体を通じて楽しくわくわくと「文化」を感じることが、子どもたちにとって、いちばんいい学びなんだろうなあ^^


子どもが「表現」できる環境をつくってみる

冷蔵庫のマグネットが、新しい作品になっていました。「なわとび」ですね^^今日、6歳さんは、友達と長縄をして遊んだんです。楽しかったんですね^^跳んでいる子の、ぴょんと膝を曲げている感じ、とてもよくわかる。こんなとき、子どもの目にふととまって自分の気持ちを表現できる「もの」があるって、やっぱりいいなあと思います^^こんなふうに、いろんな形のマグネットでもいいし、画用紙と色鉛筆でもいいし、粘土とか、他のもっと気軽な工作材料でもいいし、楽器でふんふんと歌をうたってもいい。


子どもの「いい」表現を求める前に

大人は子どもに「生き生き」「のびのび」とした表現を求めるけれど、子どもが「いい表現」をするということは、その子どものなかに「いいもの」が入っていなければなりません。そして、その子のなかに「いいもの」が入っているかどうかは、その子どもがどれだけ「いい環境」のなかで過ごしているかに尽きる。子どもと過ごす毎日のなか、子どもが見たり触れたりするものに、どれだけ周りの大人が意識を向けているか。


運動会も教育です。子どもにいいものを伝えたい!

運動会の表現は、民舞です^^…学校は、アウトメディアとか、そんなことを言ってくるのに、渡されるプリントにはアニメの絵がばんばんついてくるし、運動会の表現なんて、それこそ子供番組やアニメの曲がほとんどです。美術や制作も、独自の工夫の余地がなかったり、美しさは二の次だったり。地域のことや文化や美しいもの、そういうのって、日頃の、日常のなんでもないところから、子どもにたくさん触れさせていくべきだと思う。


子どもと絵

絵は、「形を教えない」方が、面白い^^たとえば、そこでわたしが「それじゃ靴下じゃん」とか、「くつって、もっとこんな感じでしょう」とか言って、「教えてあげるつもりで」「もっと上手に描けるよう助言するつもりで」もっと靴らしいものを描いてあげたとしても、それは子どもにとっては、「あなたは未熟だ」とか「わたしが正しい」とかそんなメッセージしか伝わらない。おまけに、その子がこの次、「くつ」を描くとき「くつ」といえば「この形」といういつでも決まりきった表現になってしまうでしょう。だって、大好きなママが、パパが、そう描いたんだもん。


子どものこころを感じたいときは…

小さな子どもは、自分の気持ちを言葉にすることが、難しい。だから、何で表現するか…?それは、絵を描くこと^^小さい子にとって、絵、または 絵のようなもの(ぐるぐる渦巻きのような線とか、丸がいっぱいの絵とか…)は、心の表現なのだそうです。言葉でまだ自分の気持ちを上手にあらわせないからこそ、自分を表現できるもの、「絵」が、小さい子にとっては、すごく大切なんでしょうね(^^♪