「ままごとは好きなんですけど…」
「それよりも、知育のおもちゃがいいかなと思って」
こんなご相談も、ありますあります。
子どものことが大好きだから、役に立つこと、ためになることをしてあげたいんですよね。
でも、大丈夫ですよ。
ままごとが好きなら、女の子も男の子も関係なし!
どんどん遊ばせてほしいです。
包丁やフライ返し、トング。
力任せだった道具の使い方が、上手になっていきます。
危うかった道具の持ち方が、しっかりしていきます。
道具を使える手の育ちは大事ですものね。
左手で支えて、右手で道具を使う。
こまやかな作業がスムーズなのは、しっかり見て距離や力加減がわかるから。
人数分のお皿が、ひとつずつ。
どの食材も、均等にふたつずつ。
お椀に、同じくらいの量の盛り付けを、均等に。
「ひとつずつ」「同じ量」。
分けっこは、ままごとの大事なしごと。
食材を洗って、切って、炒めて、お皿に盛りつけて、テーブルへ。
食べ終わったお皿をシンクに運び、洗剤をつけて洗い、すすいで、拭いて、片づける。
手際よくできるのは、大人の手順をよく見て覚えているからです。
おしゃべりのコミュニケーションもそう。
赤ちゃんが安心するような声掛けをしたいな。
小さい子に、どんなふうに言ったらわかりやすいかな?
ものを頼むときはどうしよう?
「行ってきます」「ごちそうさま」あいさつもわすれずに。
ままごとは、生活のまねごと。
暮らしのなかの仕事や知恵が、たくさんです。
楽しくままごとなんて、大大大大大大歓迎!
楽しいことを面白がってやっているときが、大人も子どももいちばん育つときなんだから。
だから大人は安心して、ままごとが存分にできる環境や必要な道具をそろえてあげてくださいね。
だいじょうぶですよ。
子どもが育っていく姿がちゃんと、たくさん見えます。
知育が…なんて、どうでもよくなっちゃうよ!
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