子どもは、ボールが好きです。
どんな形がならんでいても、球のかたちに手を伸ばしますね。
たぶん、大人のひとも、そうじゃないかな^^?
どうして、ボールに心惹かれるんでしょう。
球というかたち自体が、まずは美しいからかもしれませんね。
それに、どこからどう見てもおんなじで、それが安心というか、イイ。
そして、角が無くて、手に持っても痛くない。
握ったときに手にぴったりして、収まってくれる心地よさがある。
なめなめするのが、気持ちいい。
ちょんと押したり、ちょっと力を加えるだけで、動き出すのが面白い。
ころころと転がる様子を見ているのが、楽しい。
球が見せてくれる、いろんな動きに、子どもたちは目を輝かせます。
転がる。
坂を下りる。
深いお皿を傾けてあそぶと、ぐるんぐるんと淵を回る。
球の動きがだんだんと弱まり、静止する。
そんな球の性質を生かしたおもちゃも、子どもたちは大好きですね。
「重力」とか、「力を加えると動く」とか、「止まる」とか…。
そういう「世界の成り立ち」のことを教えてくれるのも、球は得意ですからね^^
大人にとっては、ただの「球」だけど、
わざわざ与えるようなものではないと感じてしまうけれど、
子どもたちは、触って、持って、手を放して、落として、転がして、よくよく遊びます。
そして、いろんなことが分かったり、気づいたりしています。
両手で持てる、ポンポン弾むボールもいいけれど、
写真のような
片手で持てるサイズで、適度な重さのあるボールも、
子どもたちにはすごくイイですよ。
おとなの方が、子どもがボールで遊ぶ姿を見て
こんな単純なものが、
子どもにとってはすごくイイものなんだな、って
感じてくれたら、とてもうれしいことです^^
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