はじめて見るおもちゃに出会ったとき、
子どもは「ねえこれ、どうやって遊ぶの?」と、あなたにたずねるかもしれません。
あなたは大人ですもん、ぱっと見て、遊び方が分かるときが多いでしょう。
それで、どうしますか?
実際、遊び方を「教えてあげる」かたが、多いです。
大人として、正しい態度かもしれません。
でも、それは、すごくもったいない!!!ことだと思います。
もし教えなかったら、どんなことが起こると思いますか?
子どもは、何に注目するでしょう。
子どもは、どこから触るでしょう。
わたしは、子どもが、どんなふうにその未知のものに関わっていくのかを、見たいです。
どんなかかわりかたを見つけて、どんなふうに遊ぶのかを見て、
どんなことを発見したり、気づいたりするのかを知りたいし、それを教えてもらいたい。
そして、そのうれしい気持ちや得意な気持ちに寄りそって、一緒に喜びたい。
だから、かばんねこのおすすめは、
「うーん、どんなふうに遊ぶんだろう?…ながーい棒があるねえ…」
って、一緒におもちゃを眺めて、一緒に悩むこと。
教えてもらっちゃったら、分かってないのに、分かったような気分になる。
それがすべてで、それしか無いように思える。
もったいない。
「教えない」のは、いじわるではなくて、
子どものために、教えない。
自分で物事にかかわり、考える、その習慣のためのもの。
そうすれば、
子どもの「モノやコトへのかかわり方」は、
「とりあえず誰かに聞く」よりも、ずっと能動的なものになっていく。
大人は、何のために、子どものそばにいるのでしょう。
子どもが、「自分で自分を育てていく」、そのお手伝いをするためです^^
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