3才くらいから、子どもたちは
ものの特徴に従って、区別することを始めます。
大きいお皿はこっち、小さいお皿はあっち、などのほかに、
太い・細い、長い・短い、…など、形を区別して、分けます。
また、
色を分けて、さらに色の濃さも分けて区別したりします。
つるつる・ザラザラなどの手触りも。
どうして、子どもたちはこんなことするんでしょう^^?
ものを比べて、分けることは、
何かに「秩序」をもたせることです。
例えば、上の写真のように、
いろんなものが混ざり合ってごちゃごちゃしているものを、区別して分ける。
どんぐりは、この入れ物。
おはじきは、あの入れ物。
同じどんぐりでも、ちいさいものは、こっちの入れ物…。
ばらばらのものに、秩序をもたせて整える。
こうすると、すっきりしますね^^
混沌としたものが、整理される。
小さな子どもたちの暮らしは、
はじめて出会うものがいっぱいです。
毎日毎日、初めてのものも含めて
いろんなものを見、聞き、触り、感じています。
情報が、いっぱいです^^
その混沌とした子どもの心のなかを、
かれらは整理していく必要があります。
だから、
上の写真のように、モノを区別して分けることは、
心のなかのいろんな情報を整理する、練習のようなものです^^
自分の外にあるモノを、手を使って区別し、
集合したり、分類したりすることを通じて、
子どもは自分の内にいっぱいためこんだ
いろんな印象や感じたことを、秩序をたてて整理していくのです^^
わたしたち大人も、してますね。
「あーこれ、あれと似てる色」
「あのときと感じがちがう…」
「これは、○○○だね!」
情報が整理されているから、何かに出会った時に、こんなふうに「分かる」。
こういう作業はやがて、
分析・集合・比較・対応などの機能として発展していく
「知性」の働きと結びついていきます。
子どもたちはまさに
遊びながら、自分のいる世界を感じて、学んでいます^^
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