かばんねこ店主ブログ
コドモト

おもちゃとの赤い糸

今日は兄ちゃんの高校の卒業式でお休みをいただきました。
ありがとうございます。

兄ちゃんが、かばんねことおもちゃの赤い糸でした。
わたしは、兄ちゃんのためのおもちゃを探していて、
なんとなく安くてお手頃な積み木を選んだだけでした。

でも、
それで兄ちゃんが、よく遊んだんです。

自分のできることを存分に試して、
考えて、やってみて、
うまくいったりいかなかったりして
でもいい顔で手を動かして
そしてやりきって、満足して、
つぎの挑戦に向かう。

すごいなあと思いました。
あなたは赤ちゃん。
わたしがお世話しなくちゃ、いろいろ教えてあげなくちゃ…、
言葉にするとすごく恥ずかしいけど、そんな感覚でいたのに
彼はまだ小さいだけで、
経験がないだけで、
つたないだけで、
手伝いが必要なことがあるだけで、
わたしと対等な
「自立していくひと」なんだと実感しました。

おもちゃはわたしにとって、
子育ての「軸」のようなものになりました。
迷ったらいつも、
「子どもは自分で育っていくのだ」
「わたしは手伝いをしているだけだ」
そこに立ち返らせてくれる存在でした。

兄ちゃんはこの3月で家を出ます。
感謝しかないです。
自分で大きく頼もしく育っていく、良い姿をたくさん見せてもらいました。
私があげたものより、もらったもののほうが大きすぎて恐縮です。

春は、門出を迎える若い人たちがたくさんですね。
どの子もどの子も、応援しています。

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