8日の日曜日は、かばんねこの一周年記念講座でした。
かばんねこに縁をくださるかたに、子どもとの暮らしのなかで、ぜったいに役に立つことを贈りたくて、
大阪からわたしが尊敬する講師の先生をお招きして、「子どもの育ちとあそび」のお話をしていただきました。
写真は、大人のみなさんが、おもちゃで遊んでいる様子です^^
おとなが、子どももいないのに、おもちゃに向き合って、遊んでいます。
つまらない??いえいえ、すっごく、いい顔をしています。
どんなふうにしてみようかな?
こんなふうにしたらどうだろう?
あっ、いい感じ!
じゃあ、こうしてみたら?
んーちょっとちがうな…
ここをこうしてみたら…、わっこれいいな!
つぎは…
…って、
手を動かしながら、頭のなかはフル回転。わくわくするような気持ちは、その表情や声で分かります。
「子どもって、こんなふうにして、遊んでるいるんだね。」
「真剣に遊ぶって、本当だね。」
「おもちゃって、すごく面白い。」
そんな声をいただきました。
おとなが先生の話を聞いて、ふんふんと分かったような気になるだけじゃあ、遊びの面白さや大事なところは、肚に落ちません。
実際に、子どもと同じようにおもちゃに向き合って、自分の手で遊んでみて、
自分の脳みそがわくわくする感じや、試行錯誤する面白さや、できたときのうれしさ、
そんな、子どもが体験するべき大事なことを、ぜーーんぶ自分で体験して初めて、
「あそびってすごい!あそびって、大事だった!」って、本当にわかる。
そして、
「子どもに、こんな体験を贈りたい!」って、思う^^
大人は子どもに、自分が「良い」と信じるものを、与えます。
それはお家の環境だったり、習い事だったり、安全な食べ物だったり、本だったり、すてきな服だったりします。
その「良いもの」のなかに、質の良いおもちゃたちが、あってほしい。
だって、良いおもちゃたちは、
子どもの育つ力に寄りそって、
たとえば自主性、手指の器用さ、ものを比較して分類して整理する力、できた!っていう喜び、精密さ、ものごとの道理、自信、自己肯定感、表現する喜び、言葉にする力、コミュニケーションの楽しさ、皆と協力しようとする気持ち、そして実際に協力する技術…、
いろんなものを、子どもにもたらしてくれるから。
かばんねこも、こんな一番大事にしたいことを再確認して、
おもちゃ屋としてのありかたを、気持ちを新たにできた講座でした。
これからも、子どもに寄りそう皆さんに、寄りそっていけるおもちゃ屋であれますように。
2年目、がんばります^^!
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