「名作」で鍛える トコトン考える力^^!

本と絵本と 4 Comments

図書館にて、子ども用の棚から

とっても面白い本を見つけました^^

 

『 「名作」で鍛える トコトン考える力 』

(宮川俊彦著 毎日新聞社)

 

「オオカミ少年」「裸の王様」「吾輩は猫である」「走れメロス」…

一度は読んだことのある名作を、

まったく別の角度から「読解」してみよう、

という本です。

著者の宮川さんは、

『読み方に正解はありません。

正解とされているものを「本当にそうなのか」と

立ち止まって考えてみましょう』

としています。

 

教科書どおり、学校の型どおりの「正解」とは異なる

どんな世界を見せてくれるのでしょう^^

わくわく…

 

と、ページを繰るやいなや…

 

最初の名作は、『おにたのぼうし』

気のいい鬼、鬼太は貧しい家の女の子に気付き

こっそりごちそうを運ぶ。

帽子をかぶって現れた鬼太に、

女の子は「豆をまいて鬼を追い払いたい」と言う。

女の子が玄関に出ると帽子と黒豆が置いてあり、鬼太は消えていた。

女の子は「鬼は外」と豆をまいた。

…こんなお話です。

 

悲しい話、報われない好意、善意…

誰だって、貧しい母子をほっておけない、

鬼太はただやってあげたかった。

「しかし、それでいのかと考えてほしい。」

さあ、宮川さんはトコトン考えますよ^^!

 

「人は報いや見返りを求めてよいことをするのか?」

「好意は、する方もされる方も慎重でなくてはならないものだ」

「願いは結局本人の努力でしか実現しない。」

…と、滔々と語り…、

 

『好意でしたことなのに、と思ってはいけない。

「相手の身になる」という言葉は美しく聞こえるけれど、

生半可なものではない。誤解されることだってある。

この話が持つ一種の毒を読みとらないと、つまらない。

ときた^^! 

 

古代中国の話、『矛盾』では

『「さっきと言ってることがちがうじゃん」と指摘するよね。

しかし、理解する側の責任というものもあるんだ。

「だってそう思ったんだもん」というセリフはよくないのかな。

と、

強力な盾と矛、それでいいじゃないかと思えないのはなぜか、

世の中のこと全てにつじつまを合わせなくてはいけないのか、

と私たちに問いかける。

 

『走れメロス』では

ただ見ているだけの観衆に、「太宰の不信感が見えるだろう」

 

『オオカミ少年』では

「村人に落ち度はないか?」

 

『泣いた赤鬼』では

「立て札はさ、青鬼くんの恨みだよ。

僕は君とは会えない。そうさせたのは君だと言葉で刺し、

そして去っていく。これを友情とよべるかな?」

なんて言っちゃう^^

 

 

一気に世界が開けるというか、目が開くというか、

大人の知の領域を味わうというか…^^

 

物の考え方、できごとの見方、人の関係の機微、思慮…

こんな「知」に出会ってから、大人になりたかったです^^

 

15歳ころまでに、読みたかったなあ、この本^^♪

“「名作」で鍛える トコトン考える力^^!” への4件のフィードバック

  1. こんにちは。
    >15歳ころまでに、読みたかったなあ
    あまり小さいときからこう言うことを考えると私のようになるので注意が必要です^^
    国語の時間がきらいでした。
    『この物語りの感想は?』と聞かれ、自分の感想を言うとよく間違いを指摘されたものです。
    子供には素直に育って欲しいですね。
    コドモトさんみたいな人に先生になって欲しいです♪♪

  2. コドモト より:

    誕生日プレゼント工場さん、いつもありがとうございます^^
    >あまり小さいときからこう言うことを考えると私のようになるので注意が必要です^^
    あはは^^
    >国語の時間がきらいでした。『この物語りの感想は?』と聞かれ、自分の感想を言うとよく間違いを指摘されたものです。
    >先生たちは、最初から決まっている「正解」に
    もっていかなくてはいけないですものね(^_^;)
    そこで「正解」ではない応えを、よしとはできなくても
    ちゃんと受け止めてくれる先生たちであってほしいです。
    しかし誕生日プレゼント工場さん、なかなかたいへんな学校生活でしたね^^
    >子供には素直に育って欲しいですね。
    はい、特に小学生時代までは、
    友達としっかり遊んで大人たちにちゃんと認めてもらって、
    なにより楽しく、明日を楽しみに過ごしてほしいです^^
    >コドモトさんみたいな人に先生になって欲しいです♪♪
    ありがとうございます(*^_^*)
    いつでも謙虚に自分の姿を顧みながら、子どもたちのそばにいたいです^^

  3. 木仙人 より:

    おはようございます コドモトさん
    なにやら奥深い本ですね
    我々が学生時代に習ってきたことのいくつかは
    間違っていたということが結構ありますね
    ものの見方や感じ方
    これが正しいと決め付けることは出来ませんね

  4. コドモト より:

    木仙人さま、いつもありがとうございます^^
    >なにやら奥深い本ですね
    これは子どもの棚で見つけたのですが、
    それだけじゃもったいない本だなあと思います^^
    >我々が学生時代に習ってきたことのいくつかは間違っていたということが結構ありますね
    はい、道徳の時間や国語の時間など、正解がないものながら模範回答が存在する、
    または社会の時間など、偏った情報のみを受け取らざるをえない、
    そんな学びを一方的に受ける日本の子どもたちでは、
    自分の考えを育てることはむずかしいですね^^今はずいぶん違うのかな?
    >ものの見方や感じ方これが正しいと決め付けることは出来ませんね
    はい、そのアンテナを育ててくれるのは、
    自分に気付きをもたらしてくれる人であったり本であったりします。
    ぜひ学生時代に、そんなすばらしい出会いを子どもたちにはたくさん持ってもらいたいです^^

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