北海道・赤平の小さな町工場、植松電機の、
植松社長のお話を聞きました。
社員のみんなで
リサイクル用パワーショベルにつけるマグネットを開発・販売し、
「趣味」で誰もが「どうせ無理」と考える
ロケットの実用化にチャレンジしつづけている会社です。
誰 も があきらめるような夢を
小さな会社でもできることを示せば、
世の中から「どうせ無理」という
「人の可能性」をつぶす言葉をなくせる、と語る植松さん。
飛行機やロケット、
好きなことをがんばって
「どうせ無理」と言われ続けたことを
実現し続けている植松社長です。
だからでしょうか
「可能性に満ちあふれる」子どもたちへの想いも
何度も語られ、子どもたちの夢を守りたい、
応援したい、という強い心を感じました。
とても心強く、幸せな想いで聞きました。
彼は、この世から
「どうせ無理」という言葉をなくしたいと言います。
どこに行っても、「どうせ自分にはできない」
「無理だ」、そんな言葉が聞こえてくる。
大人も、若い人たちも、子どもたちまでも。
好きなことがあっても、
やってみたいことがあっても、
自分の可能性を最初からあきらめ、
努力しようとしない。
どうせ無理、と言ってしまったら、
それは「なにもしなくてもいい」、ということと同じです。
「どうせ無理」は、
努力をあきらめ、楽をするための言葉です。
楽をすると、無能になります。
無能になると、自信が持てなくなります。
それでも自信を持つためにはどうすればいいか?
それは、他者を批評すること、荒探しすること、それしかない。
「なにあんなこと言って」「バカなことしてる」「できるわけない」…
そして、他者から心を奪う。
そして心を奪われたその人は、自信を保つために、
そのまた他者を批評し、荒探しして、心を奪う。
言葉で、人の心を殺し合うのです。
殺人がいけないのは、
「一人の人間の可能性を殺すことだから」です。
その人が為すはずだったこと、
その人が他者に与えられたこと、
生きていくことで手にするはずだった可能性を、
無にしてしまうからです。
言葉で人の心を殺すこと、
「どうせ無理」という言葉で人の可能性を奪うことは、
殺人と同じです。
人は、
「やったことがないこと」「知らないこと」としか、出会わないのです。
赤ちゃんは、立とうとする、歩こうとする、お話しようとする。
「自分にはできない」なんて、考えてない。
赤ちゃんが頑張って立とうとするのは、
さっそうと歩き、楽しくおしゃべりする、
自分より大きい人たちに憧れているから。
自分もやってみたいから。
保育園の子が、「やったことがないからできない」と言いますか?
いえ、言いません。
彼らに何かを「やってみたい人!」と聞くと、みんなが手を挙げる。
知りたがり屋の、やりたがり屋です。
それがどうして
大きくなるにつれて
「どうせ無理」「自分なんて…」「できるわけないじゃん」
キラキラした顔をなくしてしまうのか。
知りたい!やってみたい!と思う前に、そんな気持ちを持つようになってしまうのか。
それは、
大人が何度も何度も教えるから、です。
「どうせまだできないんだからやめなさい」
「やったことないんだからできないわよ」
「そんなことできるわけないでしょ」
「バカ言うんじゃない」
「そんなことをしている暇があったら勉強しなさい」
好きなことなら、努力できる。
夢につながる。
だけど、小学校、中学校、高校と進むほど、
「夢みたいなこと言ってないで」
「よけいなことばかりしてないで勉強しなさい」
「あんたの成績じゃ無理よ」
「できるわけないでしょう」
大人が、子どもたちにあきらめることを教えている。
子どもたちが為される進路相談は、
「君の入れる高校・大学はこことここ」「そこは無理」
成績による憶測で評価し、振り分けるだけの場になっている。
子どもたちの好きなこと、やりたいこと、夢なんて、考えてない。
夢を実現させるために、その子がどうやって進んでいくべきか
その道を探す「進路相談」の場ではなくなっているのです。
「成績をもとにした他者の憶測による評価」
それに子どもたちだけでなく、親も振り回されている。
わが子の価値を、他人に評価させるから変になるのです。
自分でちゃんと見て、評価しよう。
わが子の将来への進路選択を他人に委ねるから、おかしくなるのです。
わが子の未来は、自分が支えよう。
大人は、自分にとって「都合のいい」子を求めてはいけない。
大人は、信じるに値する未来を、
全力で支え、応援しなくてはいけません。
子どもたちの心を支えてやらなければなりません。
キラキラの顔を、そのままに育てたい。
「学力」とは、「学ぶ力」
どうせ無理、と
やらない言い訳をする人は、成長する可能性は、ありません。
だけど、子どもたちは最初から
好きなこと、やりたいことをがんばる力を持っている。
Dream can do,
Reality can do.
思えば、招く。
子どもたちの大好きなことを奪わなければ、
夢を奪わなければ、
すばらしい人になる。
すばらしいことが起こる。
大人は、子どもたちを愛しているはず。
だから、愛し方を、大切にするやり方を、まちがえてはいけない。
大人が子どもたちの夢を否定するのは、
そのほとんどが「よかれ」と思ってです。
だけど、「できないよ、無理だよ」という前に、そこで踏みとどまって
ちょっと考えて言ってほしいのが、
「だったらこうしてみたら?」
自分の考えていることを誰かに否定されるのは
おとなだってつらい。
だから、悪気が無くても、がんばって言わない。
もし、何もアドバイスできないようなら、
じゃあ調べてみたら?
あの人に聞いてみたら?
そんな「だったらこうしてみたら?」もあるはず。
私たち親は、
子どもたちの幸せな将来を願います。
だからこそ、
好きなこと、知りたいこと、やってみたいこと、がんばりたいこと、
そしてがんばっている姿をちゃんと見て、
応援していくしかないのですね、
不安に思ったり、困ったり、慌てたり、大変でしょうけどね^^!
こんにちは。
>「どうせ無理」という言葉をなくしたいと言います。
座右の銘にします。
>努力をあきらめ、楽をするための言葉です。
はい、
>「学力」とは、「学ぶ力」
>どうせ無理、と
>やらない言い訳をする人は、成長する可能性は、ありません。
>だけど、子どもたちは最初から
>好きなこと、やりたいことをがんばる力を持っている。
ありがとうございます。
勉強になります。
藤井さん、いつもありがとうございます^^
>座右の銘にします。
私もです(^_^;)「できるの?」という言葉を
ぐぐぐぐっと呑み込んで、
にっこり応援できる強い母になりたいです。
藤井さんはお子さんととっても仲良しなのですよね、
きっといつでも味方の、大好きなお父さんなんでしょうね^^
わたしも、「頼りになる大好きな母」でいたいです。
がんばります!
こんばんは コドモトさん
読み進めて行くうちに
頑張らねばと思える文章
力作です
ありがとうございます(^^)
こんにちは。
いつもハッとして、お~なるほどと感心しています^^
子供に対してもう少し無責任になったほうが良いのかもしれませんね。
子供自身に責任をちょっとだけ負わせる。
するとやりたい事と出来なかったときの処理を自分なりに受け止められるのかもしれません。
そして何かあったとき、大人がちょっとだけ手伝いをする。
子供が作るお弁当の日というお話しを思い出しました。
おはようございます
この会社の本、読みました(*゚∀゚)。
塾文庫にも置いてあります
この会社の取り組みを知ってから
夢・希望への考え方が大きく変わりました
大人も真剣に子供と向き合い
夢を語れるようにならないと
子どもたちは早く大人になって夢を叶えたい!と思えないですね
生徒に「先生の夢はなんですか?」と聞かれることがあります
今は自信を持って大きな夢を語れます\(^o^)/
こんばんは
一つのことにうちこむことは素晴らしい。
簡単にいうことはできるが
信念が必要になります
今の日本人に必要なのはそこではないかと思います
木仙人さん、いつもありがとうございます^^
>読み進めて行くうちに頑張らねばと思える文章
植松さんのお話を聞くうちに、すごく気付かされ、また動揺させられました。
わたしと同じ気持ちを、ママやパパや、子どもと一緒に暮らす人にも
感じ、味わってほしいと思って書いたので、伝わっていたら幸せなことです。
ありがとうございます^^
誕生日プレゼント工場さん、いつもありがとうございます^^
>子供に対してもう少し無責任になったほうが良いのかもしれませんね。
>子供自身に責任をちょっとだけ負わせる。
そうですね、子どもたちの暮らしが、親の目のもとにありすぎですもんね^^
目に入れば、口を出したくなる。愛すればこそ、なのですが…
>するとやりたい事と出来なかったときの処理を
>自分なりに受け止められるのかもしれません。
ほんとですね、
子どもが自分だけで物事を受け止める、ひとりで考える、
そんな体験や時間も、とても大切ですよね^^
>そして何かあったとき、大人がちょっとだけ手伝いをする。
そこまでの我慢が出来ないのが親だったりして(^_^;)
子どもの育ちと一緒に、親も育つ、そんな言葉を思い出します^^
ありがとうございます!
甲州市学習塾のこばやしさん、いつもありがとうございます^^
>塾文庫にも置いてあります
すてきですね^^!進路選択を控えた子どもたちにはぜひ、
植松さんの言葉を伝えたいですもんね^^
>大人も真剣に子供と向き合い夢を語れるようにならないと
>子どもたちは早く大人になって夢を叶えたい!と思えないですね
はい、私もそう思います。それに、大人に夢を持った体験が無いと、
子どもたちの心に共感できないし、応援できないと思います。
>生徒に「先生の夢はなんですか?」と聞かれることがあります
>今は自信を持って大きな夢を語れます\(^o^)/
小林さん、ほんとうにすばらしい先生ですね^^!
子どもたちの近くにいる人こそ、夢を持たなくちゃ、夢を語らなくちゃ、
そう思います。
子どもたちが人生の早いうちに、夢を抱いてがんばる、
キラキラしたすてきな大人に出会えることを願っています。
伯爵様、いつもありがとうございます^^
>一つのことにうちこむことは素晴らしい。
>簡単にいうことはできるが信念が必要になります
ほんとうですね^^!自分を信じる心が、そのなかでも
いちばん大事なのだろうなと思っています。
>今の日本人に必要なのはそこではないかと思います
大人が、子どもの憧れにならないといけないのですが、
今は大人自身が、自信をなかなか持てていないですね、
それでも大人をも勇気づけてくれる植松さんのような大人もいます。
子どもたちには、憧れる大人に一人でも二人でも、
たくさん出会ってほしいです。それが親でなくても^^