いいおもちゃって、どんなもの?

いいおもちゃで色と形の美しさを知る

赤ちゃんに最初に渡すものは、
自分のいる世界は美しい
安らげる場所なんだと
感じられるものがいいと思います。

そばにいる大人がその子のために
本気で美しさを感じるものを
選んでほしい。

作る楽しさを知るのは、自然素材のシンプルなおもちゃだからこそそしてぜひ、
それは布や木などの
自然の素材のものであってほしい。

なぜかというと
自然の素材のものが、
人間にとって
いちばん五感に心地いいからです。

もちろんこれは最初に限ってのことで、
もっと大きくなれば
他の素材も大歓迎です。

例えばプラスチックでないと作れない、
いいおもちゃもたくさんあるから。

いいおもちゃの前提は「安全」です。

そしてその前提のもとに、
どんなものがいいの?と言われれば
「美しいもの」
「壊れにくいもの」
「子どもの発達をふまえているもの」
「子どもが自分の世界を作り、想像の世界に遊べるもの」
…と、
条件をたくさん出してしまいたくなります。

でもやっぱり、
子どもたちにおもちゃを選ぶ人が
その子の年齢や、好きなことや、できることや、
ちょっと頑張ればできることなんかを考えて

そしてその子への願いを込めて、
あれがいいか、これがいいか…
うんうん悩んで選んだものが
いちばんいいおもちゃなのかもな思います。

ものを大事にする気持ちも、親の姿勢で伝えたいですねただ、おもちゃを与える人が、
「壊れるしすぐ飽きるしこれでいい」
みたいな感じで選ぶと、
自然に扱いも「こんなもの」になってしまいます。

壊れたらまた新しいものを…と思っていれば、
やはり「こんなもの」の扱いになってしまいます。

そしてその態度は、
必ず子どもに伝わります。
そして、おなじようにふるまう。

そばにいる大人の姿勢を、
自然と子どもたちは学ぶものです。

ふるまいも、口調も、考え方も、
すぐそばに
人生のモデルがいるのですから。

子どもたちの喜びが、私たちを幸せにしてくれます
大好きな人が、
自分のためにがんばって選んで
与えてくれたことが
大きくなっても
大事な思い出として残っていることは
よくあることです。

子どものために
ものを与えられる時間は
意外に短い。

ほんとうに、
あっという間に過ぎていきます。

しかも
子どもたちはどんどん大きくなるから、
その都度ぴったりのものを選ばないといけない。

子どものためにものをえらぶというのは、
なかなか大変な仕事ですね。

でも、その見返りにかえってくる、
子どもたちの姿や成長の喜びは
ほんとうに大きい。

丁寧に、
そして子どもへの願いを込めて、
子どもたちのいい顔を思って
おもちゃを選んでみてください。

子どもの楽しい毎日と豊かな成長を願って
あなたがうんうんと選んだおもちゃが、
子どもにとっていちばん
「いいおもちゃ」になれると
かばんねこは思っています。

おもちゃを通じて、子どもたちといい毎日を過ごしてくださいね^^