*2018年節句分は終了しました。申し訳ありません!*
小黒三郎さんの雛人形、「円びな五段飾り」。
円を中心から分けるようにしてできる扇形が、人形や調度品の基本の形になっています。
特製垂幕 川・金茶
染色家の堀内あきさんがデザインし、制作されたものです。
一枚一枚、型に色を置いて、手作業で染め上げられています。
段飾りの一段目には、お雛様とお内裏様。
二段目に三人官女、三段目に五人囃子が並びます。
四段・五段目には、桜や橘(たちばな)、御所車(ごしょぐるま)や調度品などが配され、ひな壇に楽しみと彩りを添えてくれています。
朴(ほお)の木で作られた5段の重箱はとても美しく、堅い木質はしっかりと人形たちを守ってくれます。
お重のふたを開くと、日本らしい淡い色に彩られた、かわいらしい人形たちが現れますよ。
1段目、2段目、3段目…、すべてのお重を並べてみると、器の美とあいまって、ほんとうに美しい^^
お重のふたを開けることが、毎年の楽しみになります。
人形たちは木目も色も美しく、手触りもとっても心地よいです。
人形たちを飾るときも、眺めるときも、遊ぶときも、そして片付けるときも。
美しさ、手触りの感触、木の香り…、いつも五感に、心地よい喜びをもたらしてくれます。
調度品も、細部までこまやかな心配りが施されています。牛車もかわいらしい^^
五人囃子のお顔や襟、笛や太鼓を、少し前に出したり後ろに引っ込めたりすると、
人形たちに立体感が出て、また雰囲気が違いますよ。
いろいろと試してみる楽しみがあります^^
毛氈(もうせん)の鮮やかな赤、垂れ幕の美しい織物も、人形たちを引き立ててくれますよ。
永く、永く、女の子を大事に見守ってくれるよう、丁寧に作られたおひなさまです。