10/16(火)シュタイナー教育ってどんなもの?お話&フォルメン体験会
「シュタイナー教育」、耳にしたことがあるかたも多いのではないでしょうか。
モンテッソーリとならび、「家庭でできるシュタイナー教育」などのタイトルを子育て雑誌で見かけたり、幼稚園などで取り入れられていたりするので、目にする機会は多いかもしれませんね。
ドイツで始まったシュタイナー教育は、「こどもの成長過程」と「個性(気質とも言います)」の両面から、一人一人を見守りながら自己肯定感を育てていく教育法です。
知識や学力に偏らず創造力、感性を育むことで人格をバランスよく育てます。
具体的には、アートをはじめとする体験重視の授業が中心になります。特に小学生低学年ではその傾向が強いです。
なぜ、シュタイナー教育の方法が効果的といわれるのでしょうか。
学びが楽しいだけではなくて、人の成長過程に沿った教育方法であることが、その大切な要になります。
この講座では、りえ先生にシュタイナー教育のエッセンスをお聞きして、家庭でも取り入れられる考え方や取り組みを学んでみましょう。
また今回は、シュタイナー学校のカリキュラムにある「フォルメン(フォームドローイング)」という独特の授業も体験してみます。
実際の学校では、フォルメン単独の授業とは別に、国語や算数など他の科目のなかで授業内容と関連づけて描く場合もたくさんあります。
小学1年生からクレヨンでごく簡単なフォルムをフリーハンドで描くところからはじまり、小学6年生くらいからは色鉛筆やコンパス、定規なども使って複雑な作図をしていきます。
ただ「かたち」を描くだけではなく、そこに思い思いの色を塗っていくことで「かたちと色」のより深い体験ができます。
またフォルメンの効果には、文字を書くうえでの「手の使い方」を学ぶ以外にも、
・形を認識する力を育てる
・バランス感覚を育てる
・集中力を育てる
・色彩感覚、美的センスを育てる
・数学の学びへと関連付ける
などなど、隠れた意図がたくさん。
授業で繰り返しフォルムを描き、少しずつ難易度を上げていくなかで自然と身につく力は、行きていくうえでのさまざまな場面で発揮されます。
日本にも古くから「家紋」や「文様」など幾何学的な伝統模様があるように、ケルト、エジプトなど世界中の文化には、美しい文様を描く文化が古くからあります。
国や時代を超えて人間には「美しい」と感じる形を描きたい、
そういう気持ちが流れているのかもしれません。
今回は、シュタイナー学校で1年生が初めてフォルメンと出会う「最初の授業」と、2・3年生で描くかたちを実際に描いてみましょう。
シュタイナー教育にアートが多用される意味についても、お話してくれます^^
シュタイナー教育ってどんなもの?お話&フォルメン体験会
10/16(火)10:00-12:00
参加費
おひとり4,000円(材料費込)
※講座終了後にもし希望がありましたら、個別相談も受け付けます(20分2000円)
持ち物
クレヨン(メーカーは問いません)こちらでも用意します。
講師
にじ工房 新井理惠せんせい
日本・イギリス・オランダにてシュタイナー教育と「バイオグラフィーワーク」を学ぶ。
2005年より前橋市にて、シュタイナー教育子どもクラスと大人の手仕事クラス「にじ工房」を運営。
2013年より高崎市にて、アートとクラフトの各種ワークショップと雑貨店「にじのもり」をひらいている。
・教室紹介
前橋市「小学生クラス(週一月曜)」「大人手しごとクラス(月2水曜)」
高崎市 シュタイナー教育に基づいた「學習塾・モネ」(小~高校生、水金土)」
ホームページ「にじ工房」
フェイスブック「にじ工房・にじのもり」「学習塾・モネ」