かばんねこ店主ブログ
コドモト

赤ちゃん、世界を知る

この木のおもちゃは、「シャカシャカ」

国産の安全な木で作られた、ガラガラです。

なめらかに磨かれ、

膨らみの中はくり抜かれて、小さな石が入れられています。

少し動くと、しゃらしゃら…

振ると、しゃかしゃか…

小さな、いい音が^^

 

木のおもちゃ「シャカシャカ」  国産の安全な木で作られた、ガラガラです。

 

「これにさわりたい!」

「これがほしい!」

 

赤ちゃんが、

自分の目でとらえて

選んだものに手を伸ばして

つかんだとき、

 

それは、赤ちゃんにとって

すてきなものであってほしい^^

 

気持ちいい手触りのもの

心地よい色のもの

いい音がするもの

自然のいい香りがするもの

 

そして、赤ちゃんだからこそ、

舐めても安全なもの。

口で、舌で、

「これはなにかな?」って存分に調べても

大丈夫なもの。

 

 

赤ちゃんは、生まれたて。

自分のいる世界を、

小さな体で、小さな手で、五感を総動員して

知ろうとしている。

 

だから、

身の回りにおいてあげるものには、

気持ちいい手触りのもの

心地よい色のもの

いい音がするもの

自然のいい香りがするもの

安全なもの

細やかに気を配ってあげたい。

 

「この自分のいる世界は、なかなかいいところみたいだぞ^^」

そんなふうに感じて、

この世界を期待して、大きくなってほしいな^^

 

 

 

子どもと絵

子どもと絵

 

「おっかー、くつのかきかた、おしえてあげようか^^ニコニコ」

…くつ…(°д°)クツ?

素直に、教えてもらうことにしました。

 

「こうやって、こうくにゅーっとして、こう^^ やってみて!」

「こうやって、くにゅーっとして、こう…。 どお??」

「いいね!(・∀・)ヨシヨシ」

 

きっと、今までマルの形で描いていた

ドラえもん型の足を、

新たに足らしく描くやりかたを 発見したのでしょう(*^_^*)

 

 

絵は、「形を教えない」方が、面白い^^

 

たとえば、そこでわたしが

「それじゃ靴下じゃん」とか

「あんまりくつに見えない」とか

「くつって、もっとこんな感じでしょう」とか言って、

 

「教えてあげるつもりで」

「もっと上手に描けるよう助言するつもりで」

 

もっと靴らしいものを描いてあげたとしても、

 

それは

子どもにとっては、

「あなたは未熟だ」とか

「わたしが正しい」とか

そんなメッセージしか伝わらない。

 

おまけに、

その子がこの次、「くつ」を描くとき

「くつ」といえば「この形」という

いつでも決まりきった表現になってしまうでしょう。

だって、大好きなママが、パパが、そう描いたんだもん。

 

一度形を教えてしまうと、

それが子どもにとっての「形」になってしまいます。

 

「くつ」でなくて、「うさぎ」とか「ねこ」のほうが

わかりやすいかな^^

ママやパパが最初に描いて教えた形が、

その子の「うさぎ」

その子の「ねこ」になっちゃう。

 

そんなの、つまんない!(´-ω-`)ツマンネー

自分の子どもの、

自由な感じ方を、感じたいもん^^

 

 

ぜんぜんそれらしく見えなくても、

その子は「うさぎ」を描いたのです^^

 

大人がサッサッと描ける「形」を教えなくても、

子どもたちは じきに

自分で形をとらえて表現していくことができる。

 

それまでは

「自分の見えたように」

「自分の感じたように」

子どもたちが表現する姿を、楽しみましょう^^ヨ

 

子どもとおちゃわん

子どもとおちゃわん

 

6歳さんが通う保育園では

自分で土粘土をこねて、形を作って、色をつけて、

自分のお茶碗をつくります^^

 

給食の時に、自分のお茶碗で、ご飯を食べるんですって^^

 

「自分のつくったお茶碗で、ご飯を食べる」

って、

大人だって、すっごくわくわくする^^

いいなあ!

 

だけど、子どもたちにとっては

まず、形を作るのが、難しい。

自分の手より大きいものを作るんだもん、難しい^^

くぼみをつくったり、ヘリをきれいにしたり、

形を整えるのも、とっても難しい。

ガタガタしないように、座りをよくするのも、難しい。

 

「上手にできたい…!」

という 楽しみな気持ちと、

「できないかもしれない…」

という 不安な気持ち。

 

あ、うまくいった、という うれしい気持ちと、

周りの子と比べて

自分の不満な部分を気にしちゃう気持ち。

 

大きくなると、

周りのこともよく見えるから、

みんなのなかの「自分」が分かるから、

「できる」とか

「できない」を

感じて、すごくドキドキすることがある。

 

そんななかでも

「つくってみたい!」

「自分の作ったお茶碗で、ご飯を食べたい!」

「みんなで、一緒に食べたい!」

そんなあこがれの気持ちをいっぱいもって

頑張ったんだろうね(*^_^*)

 

どれもどれも、

とってもすてきなお茶碗です^^

 

 

ともだちと、一緒に

子どもたちが、こまあそびをしています^^

 

いいなあ、いいなあ、こんなの!

こんな遊びを、みんなでしたいんだ^^!

自分の手を使って

がんばって紐を巻けるようになって、

巻けるようになったら

がんばってうまく回せるようになって、

回せるようになったら

いろんな工夫をして、わざを磨く。

それを

教え合って、競い合って、

友達といっしょにやる、っていうのが

いいんだ^^

 

 

子どもとおまつり

秋田県湯沢市の、「犬っこまつり」に行ってきました^^

 

秋田県湯沢市の、「犬っこまつり」に行ってきました^^

雪のほこらの中には

お米の粉で作られた、犬っこ^^

 

盗賊への番犬として飼われた犬たちは、

いつの時代からか、かわいい人形になって

家内安全のお守りして、

魔除けのお守りとして、

玄関や窓や座敷に飾られるようになりました。

 

どこもかしこも、犬っこの背には 子ども、子ども♪

どこもかしこも、犬っこ、いぬっこ♪

どこもかしこも、犬っこの背には 子ども、子ども♪

 

こんな

子どもたちにとって楽しいお祭りは

ずっと続いてほしいです。

 

自分の子にも

ほかの子にも

声をかけて、おしゃべりして

みんなでかわいがることができるお祭り

ほんと、ずーっと、続いてほしい!!

 

 

アイロンビーズで贈りもの^^

アイロンビーズで贈りもの

 

昨日は (*´v`)σ*バレンタインデー♥(´v`*) でしたね

アイロンビーズで、こんなハートの贈りもの^^♡

 

子どもたちが

好きな模様を作って

アイロンを当てると、

熱でビーズ同士がくっついて

きれいな作品のできあがり^^

「ネックレスにしようかな?

携帯にぶらさげるのにしようかな?」

紐を通して飾れるように、

ビーズを1個、抜いておくのを忘れずに^^♪

 

 

子どもを愛することが、書かれています

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

           エーリッヒ・ケストナー作

 

 

子供時代以来、久しぶりに読みました。

読んでいて、とってもしあわせな気持ちになるお話です^^

 

子どもたちの冒険にわくわくして、

幸せな結末に大満足^^!

 

なんだけど、

この本には、ストーリーのなかに

子ども時代の経験や感情、

家族への想い、

友達との会話と信頼、

大人への思いと期待、

たくさんの大事なことが

いろんな会話や文のなかに

ちりばめられています。

 

そのひとつひとつが、本当にありがたく、いとおしい^^

 

 

たとえば、家族への想い。

  「おかあさんが一生のあいだ、疲れを知らず、

  じぶんのためにしてくれたことにたいし、

  彼は、じぶんなりに少しでもむくいることができたのを、

  誇りにしました。」

 

 

たとえば、友達との出会い。

  「ふたりは握手をし、たがいに、すっかり好きになりました。」

 

 

たとえば、

お金をあげるというお祖母さんの言葉を、かたくなに拒むこと。

そのお金を努力してつくるお母さんと、

そのお金をもらうおばあさんの暮らしを想うこと。

  「いやです、いただきたくないんです」

  「はやく、お金をかくしてしまいなさい!」

  おばさんが言って、エーミールのポケットに札を押し込みました。

  「ええ、どうしてもそうしろというんなら」と 彼は泣き声を出しました。

  「どうもありがとう、おばあさん」

  「わたしこそ、ありがとうだよ。わたしこそ、ありがとうだよ。」

  と おばあさんは答え、エーミールの髪をなでました。

 

 

たとえば、

友達と自分との、家の暮らし向きの違いを感じながらの会話。

共通項がみつからないけれど、

だけれど、家族への想いをしっかり互いに感じあえること。

  「ぼくにはよくわかるよ。」

 

 

たとえば、

自分がひきうけた責任をつらぬく意志。

それをあたりまえのこととして、素直に誠実に、頑張る気持ち。

責任を貫く、というのは

自分のことを大事にしている、ということでもあります。

自分の言ったことを嘘にしない、とか

引き受けたことをしっかりやる、というのは

自分の誇りを尊ぶことだなあと、

その姿がとても羨ましく、あこがれます。

 

 

そしてたとえば、

ともだちが善意でしてくれていることに、

きちんと報いること。

 

 

エーミールたち、子どもたちの姿に

しっかり自分の想いと考えを持って行動し、

誰かを想い、そしてまた

自分も誰かに想われていることをよく分かって

自立しようとする「子ども」の姿を

見せてもらいました。

 

でもそれはきっと、

そういう心を育ててくれる

大切な人があってこそ。

 

 

だからやっぱり

一番好きなセリフは、

「いいえ、欠点なんてものは、ほんとはありません、

うちのエーミールには」

 

お母さんの、この言葉^^

子どもと「素材」のおもちゃ^^

カプラ...子どもと素材のおもちゃ

 

洗濯物をかけて、居間に戻ってきてドアを開けたら…

ご飯の支度を終えて、子どもの様子をのぞきこんだら…

 

こんなのが目に飛び込んでくる!

…ことがある^^

 

こんな楽しいびっくり、

こんなうれしいびっくり、

こんな幸せなびっくり、

こんなびっくりな、感動^^

 

なにげなく、

ほんとうに何気なく

あたりまえにくれるから、

きみたちが大好きなんだ^^

 

でも

きみたち子どもにとっては、

「やりたくてやってる」んであって、

「みせたくてやってる」わけじゃない。

 

どんどんいろんなことがわかる。

どんどんいろんなことができるようになる。

どんどん体も大きく、ちからもちになる。

手先も器用になって、いろんな表現ができる。

どんどん自分の気持ちを、想像を、

ことばや絵で、表現できるようになる。

 

ただ、そのあたりまえのことを

しているだけなんだ^^

 

 

ところで

写真のおもちゃは、「カプラ」といいます。

長細い、ただの木片です。

 

だけど、積むこと、並べることを

細やかに計算して作られている。

 

どんなふうに積んでも、どんなふうに並べても、

長さや幅が、ぴたりと合う。

子どもの表現をストップさせない、

しっかりした作りになっている。

 

やってみたいことを、思うままに。

表現したいことを、のびのびと。

 

積み木やブロックなどの

こんな、「素材」のおもちゃは

どんどん大きくなる子どもの育ちを、

子ども自身にも

わたしたち大人にも、

おおきな喜びをともなって 見せてくれる^^ウレシイ

 

「こんなことができるようになった」

すてきな喜びを、子どもと一緒に感じたいですね^^

それをちゃんと与えてくれる

「素材」のおもちゃ、用意しませんか^^ドオ?

 

 

子どもと暮らす

この3連休、秋田に帰ってきました。

(日記もお休みしました。すみません…(´・д・`)アウ )

 

子どもと暮らすっていいな^^

で^^

 

ガードレールの雪を、落として歩く^^

ああ、やったなあ、こんなこと!

 

何が面白かったんだろうなあ。

でも、面白かったな^^

 

てぶくろびしょびしょ

ながぐつの中に、雪が入ったりして。

でも、面白かったな^^

 

ずーっと、

道すがら、

ずーーーーっと、やってたなあ。

面白かったな^^

 

自分ルールがあったのかもしれない。

「家まで絶対にずーっとこうして歩かないと、ダメ」

 

 

子どもと暮らすって、やっぱりいいな^^

きみのすることで、

いろんなことを、思い出す。

懐かしい人と、思い出で会える。

いろんな感情を、思い出す。

 

そして、きみの今の気持ちを、

感じてみようと思う気持ちになる。

 

 

子どものみたてあそび、つもりあそび^^

みたてあそび、つもりあそび

 

これは、3歳の子です^^

 

おなべから、お味噌汁をよそって

たくさんのお椀に分けてあげています。

 

おなべのなかには、なんにもない^^

けど、

この子のなかには、ある^^

 

 

このころの子どもたちの「みたてあそび」や「つもりあそび」は、

その子の「生活の鏡」です^^

 

自分の経験したことを、

遊びを通じて再現する。

 

誰かがやっていたことだったり、

おとなの仕事であったり、

自分が誰かにしてもらったことだったり…。

とにかく、

なんだかまねしてやってみたいこと^^

 

この写真の子は、

保育園のお昼ご飯の時に、

先生が、みんなのお椀にお味噌汁をついでくれる

その仕事を

あこがれをもって見つめていたのでしょうね^^

 

「やってみたいな」

その気持ちは、

みたて遊び や つもり遊び で 真似してやってみることで

子どもたちを満足させてくれるとともに、

子どもたちがものごとをイメージする力を広げてくれます。

そして

それをやってみたいな、という憧れを

もっともっと高めてくれます^^

 

そうして

その憧れの気持ちがあるからこそ

いろんなことに挑戦して、

少しづつ、いろんなことができるようになってゆく。

 

だから、

わたしたち大人は

「やってみたいな」と思えるような

生活経験の豊かさを、

子どもたちに つくってあげる、

そういう意識でいることが大事だなと思います。

 

子どもたちの見える高さの台で、お料理を作る。

子どもたちのいるところで、針仕事や、ミシンをする。

子どもたちと一緒に、掃除をする。

何かを作ってみる。

何かを直してみる。

 

暮らしをめぐる、いろんなこと。

普段の暮らしを成り立たせるために していること。

子どもたちに、たくさん見せてあげて^^

 

 

子どもにおしえる

保育園の節分の日。

先生のすてきな教え方に、感動して帰ってきました。

 

みなさんにも紹介しますね^^

おうちにて、保育園でのやり方を

思い出しながら作っている

5歳さんと一緒に♪

 

********

 

ねえ、みんな、折り紙がしたいんだけど、

ほら、ね、紙がない。

今日は、豆まきするでしょう?

そのね、豆をいれる「さんぼう」っていう

入れ物を作りたいんだ。

だけど、

今日は、折り紙がない。

 

でも、おうちにはこういう紙(カレンダーや新聞の広告)があるよね。

これで、折り紙作れないかなあ。

 

でもこれ、折り紙みたいに四角じゃあないね。

長ーいね。

これ、どうにかして折り紙みたいな

四角い形にできないかなあ…?

 

どうしたらいいだろう…?

どうしたらいいと思う???

 

あ、まりちゃん、どうしたらいいかわかるの?

教えて^^!

 

ふんふん、まず、

端っこと端っこを合わせるように折って、

三角みたいにするのね。

それから…

その折ったところを

もう一回パタンと向こう側に折るのね。

 

子どもにおしえる。正方形の紙を作る

そしたらどうするの?

全部開いてみるのね。

 

わあ…

みんな、見て!

ここのところが、四角になってるよ^^!!

折り紙みたいに!!!

 

そしたら?

そうか、ここを切るのね^^

 

じゃあ、先生が切ってみるね

わあ、四角になった!

折り紙みたいに、四角になった!

これで、「さんぼう」が折れるよ^^

まりちゃん、ありがとう!!!

 

ねえ、じゃあみんなもやってみない?

みんなでさ、豆を入れる「さんぼう」

折りたいんだ^^

 

(みんなでカレンダーの裏を使って、正方形の形を作るように 紙を折る)

 

みんな、折れた?

ああ、みんな丁寧にできたね^^

 

じゃあさ、これから

四角になるように切ってみるんだけど、

ハサミはね、使わないんだ^^

 

ねえみんな、

ハサミが使いたいのに、ハサミが無いときってない?

あるよね^^

そんなときはどうしたらいいと思う?

 

うん?

そう、先生はよく、手で切るよね^^

 

よーくよーーーーっく

切るところに、手で折り目をつけて…

指で、ぎゅぎゅぎゅーってして、ぴしーっと線をつけるんだよね^^

 

子どもにおしえる。紙を手で切る。

それで

はじっこを少し破いたら、両手をしっかりあてて、

ぴり、ぴり、って開いていくんだよね^^

ゆっくり、ゆっくり…

最後まで、

全部切れるまで、ていねいに、ゆっくり、ゆっくり…

 

できた^^!

先生の折り紙、できあがり〜^^!!

 

みんなもやってみよう^^

きっとできるよ^^

 

*******************

 

と、

こんなふうにして

「折り紙を折る前」までを、子どもたちみんなで体験していたんです。

 

何かが無ければ、別のものを工夫して使うことができる。

自分で考えて、手を使えば、どうにかできる。

 

先生、すごいなあ…

 

今日はまめまきの日。

「さんぼう」を折ることがが目的だったけど、

先生は、そこに

大事な体験を入れてくれました^^

 

子どもたちに、

体験を通じて いろんなことを学ばせてくれる先生。

ほんとうに、感謝です。

 

節分のまめまきに、さんぼうを作る^^

はい、「さんぼう」の、出来上がり^^

 

子どものさんぼうたち

そして、さんぼうたち^^

名前は、「ももいぬ」

 

あ、ミニがいた…(〃ω〃)